2017年5月22日月曜日

市議会だよりに質問者の顔写真が載った

<所沢市民のブログより>

朝の新聞に挟まれて「ところざわ市議会だより182号」が配られてきた。3月議会の内容などが報告されているが、この号から新たに一般質問のページに「質問者の顔写真」が載った。

議会で議員が行ったいくつかの質問や意見・提案の中から(ひとりにつき)一つ選ばれた項目が見出しになって、その下に写真が付いている。大きさは14ミリと9ミリほどの四角形の小さなものだが、この質問や提案をこの写真の議員が行いこの回答を引き出したということが素直にわかる。

市民が市会議員の名前と顔をすべて知っているということはまずないでしょう。これまでの市議会だよりよりも議員の名前と顔がつながりやすく、小さな写真でも、選挙時に掲示板で見たこの議員この様な質問・提案をしていると分かり、質問や提案の内容によっては議員に親しみを覚え市議会が市民に近くなる。

小さな写真を付けるというただそれだけのことだが、一般質問の少ない(あまりしない)会派の反対で長らく実現しなかった。他の市議会の状況などを見て、やっと日の目を見たのだろう。議会の見える化が一歩前進です。

ついでに議会だよりが頑張っていることも書いておきましょう。

市議会だよりはサイズがA4。ページ数は情報量、経費は印刷費と配布の費用を表していると言えます。

 
作成部数
ページ数
経費(万円)
1部当り(円)
175
125,000
16
415
33.2
176
125,000
12
339
27.2
177
125,000
12
339
27.2
178
129,400
16
420
32.5
179
129,400
16
420
32.5
180
129,400
12
344
26.6
181
129,400
12
344
26.6
182
129,400
16
作成経費269
同左20.8

 (経費と一人当りは四捨五入しました)

182号には作成経費と表示されていましたから、181号までの経費が配布費込みと思われます。部数やページが増えても経費は抑えられていると読めます。

また182号ではQRコードが有効でした。

2ページの予算特別委員会の審査~校舎内装木質化事業~予算案に付帯決議の説明で、QRコードと会議録のページ表示が有効でした。以下はその部分の記録です。議会には市長提案丸呑みでなくこのような付帯決議も大事なことです。

赤川洋二委員  議案第9号に対して、付帯決議案を提案させていただきます。

島田一隆委員長  ただいま議案第9号に対し、赤川委員から付帯決議案が提出されましたので、これを議題といたします。   赤川委員から付帯決議案の趣旨説明を求めます。

赤川洋二委員  それでは、付帯決議案の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。

  所沢市議会予算特別委員会は、議案第9号平成29年度所沢市一般会計予算「中学校施設維持管理費・校舎内装木質化事業」の予算執行にあたり、以下についてこの事業の市民への理解、他事業との優先順位、実施時期などを鑑み、以下のことを決議する。

 記

1今後事業実施にあたり、国の補助金が得られるように、もう一度最大限努力すること。

2当該、施工予定実施校が防音校舎であることを鑑み、将来の復温除湿工事との関係を説明し、工事前に当該中学校の保護者の意向調査を実施すること。

3事業実施時期に関し、市民の立場から他の予算との優先順位を今後十分配慮すること。

4木質化の事業化にかかわらず、小中学校の普通教室にエアコン設置を検討すること。

  以上です。

 
市議会だよりから色々なことが読み取れます。関心を持ちましょう。
記:さかぐち


https://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/43159239.html

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