2015年4月30日木曜日

たきざわ市議会だより

開かれた、市民とともに歩む、行動する「滝沢市議会」。
たきざわ市議会だより第5号の表紙は、「市民懇談会を開催しました」、「市民と語る議会フォーラム開催」です。

2015年4月29日水曜日

議員力検定試験、春講座は5月30日です。

第12回「議員力検定試験」春講座は、5月30日(土)に中央大学駿河台記念館で開催されます。
市民が参加できるコースも用意されています。
http://giinryoku.jp/

2015年4月28日火曜日

所沢市議選が終わった(雑感)

<所沢市民のブログより>

 統一地方選後半の市議選が終わり当選者と投票率が公表されている。当選者についてはいろいろな見方があろうが、夫々に市と市民の為に4年間頑張ってもらいたい。どのような仕事をなさるのか期待し注目しよう。

所沢市の地方選挙、投票率推移 (%)

区分  市議会議員  県議会議員西1区 市長      知事

15    45.51       42.89        38.24      33.23

16補欠28.40       -         -        -

19    45.04       43.54        30.70      25.87

23    41.18       41.26        34.68      21.87

27今回39.76      37.67       今年10月  今年7
 
412日の県議選の投票率は振るわなかった。市議選は 39.76%で前回より1.42%落ち込み、実質的に過去最低の投票率となった。県議選を上回ったのは、まぁよかったと言えるが、はたして多くの市民は棄権したのか無関心なのか。

今回から議員定数が36から33になったが、その影響はあったのか、あるいは2月の住民投票は市議選に影響したのか…、これらは地区別・男女別の投票率、会派の獲得票数増減など分析が要るだろう。

これから議会内で新たに会派が組まれ、議長・副議長が選ばれ、常任委員会が編成される。この常任委員会が定数減でどの様に変わるかが一番の注目。ひとつの常任委員会が8人編成となれば、(9人時のように、委員8人の賛否同数、委員長による決定といったパターンは無くなり)委員長の力は確実に落ちる。しかし委員会の議案審査能力が低下する様な事はあってはならない。そのようなことになれば、定数減を決めた時の心配が的中してしまう。よく見ていよう。

いずれにしても投票率は低すぎる。議会の活動をチエックしてより広く情報を提供していこう。記:さかぐち

2015年4月27日月曜日

川口市議選の投票率は県内市議選では「最低の37.45%」


統一地方選が終了、川口市議選(定数42、立候補57)の投票率は、今回行われた県内市議選では最低の37.45%(最高は羽生市の55.23%)に終わりました。

先日の埼玉県議選では県内最下位を脱出したのですが逆戻りです。

新人議員がベスト10に3人入った(1人は断トツのトップ当選)一方、現職議員7人(大半が無所属)が落選しています。

低投票率は、組織票を持つ党派が有利になるのは当たり前ですが、前回トップ当選を果たした人がブービーで敗れるとような(誰が落ちてもおかしくないような)激しい戦いでした。

自民(16)・公明(10)・共産(6)以外の少数党派及び無所属(10)が、今後どのような会派を結成するのか(or既存党派に行くのか)注目したいものです。

今回の選挙は、引退(4)及び県議選転出(3)でベテラン議員が抜け、12人の新人・元職が当選したのが大きな特徴です。

大幅な入れ替わりにより議会の活性化が進むことを、是非とも期待したい。

今日の東京新聞の社説(統一地方選終わる)に「・・・司法の分野では、裁判員制度導入という大改革で市民参加を実現させた。地方自治でも、参考にできないか。・・・」とあったが、持続可能な地方自治体を目指すために、知恵を絞った市民参加の工夫が必要なのは間違いないでしょう。

担当に國仲、高吉氏指名/議会改革調査特別委 事務局と条例素案策定へ

<宮古毎日新聞より>

議会基本条例の制定について意見を交わす委員たち=23日、市役所平良庁舎

 宮古島市議会議会改革調査特別委員会(下地明委員長)の第6回委員会が23日、市役所平良庁舎で開かれた。議会基本条例を制定する方針を確認したほか、条例案のたたき台となる素案を作成する担当委員に國仲昌二氏と高吉幸光氏を指名。今後は両氏と事務局が中心となって策定される素案を基に審議を行い、条例作りを進めていく。

 第6回委員会では、過去5回の審議経過を確認したほか、議会基本条例制定の方針を再確認した。条例策定に向けては那覇市議会の基本条例を参考に、たたき台となる案を事務局で作成してもらう方法を下地委員長らが提案。それに対し、一部の委員から「事務局任せにするのは良くない」や「自分たちの言葉で作るべき」などの否定的な意見が挙がった。

 委員会内に小委員会を設置して素案を策定する方法も提案されたが、最終的には下地委員長が國仲氏と高吉氏を担当委員に指名し、事務局とともに素案策定に当たる方法を提案。全会一致で承認された。

 

 

川口市議選「投票率アップ作戦」、結果発表

4月9日、川口市議選(4月26日投票)の「投票率アップ作戦」の結果を川口市役所記者クラブで公表しました。当会の力不足もあり、残念ながらアンケート回答者は下記の通り少数に留まる結果になりました。

【回答者は「11人」(立候補予定者の約20%)】
回答者(到着順):坂本大典、唐沢のぞみ、岡村ゆり子、近藤智明、碇康雄、最上祐次、舩津由徳、藤田貢、富沢太志、篠田文男、木岡崇
多数会派の自民(18人)・公明(10人)・共産(7人)からは回答いただけませんでした(事前調査では、アンケートに協力表明した複数の立候補予定者も回答を見合わせた)。

【アンケートの内容】
◆プロフィール(氏名、性別、年齢、住所、議員歴、支持【所属】政党、経歴【小中学校・高校・大学・会社】、役職)
◆立候補の理由
◆当選後、優先的に取り組みたい具体的政策


【アンケート結果、公開中】
アンケート結果は、「議会基本条例を考える会」のホームページで公開中です。
http://gikaikaikaku.web.fc2.com/index.html


【反省及び考察】
(1)アンケート作戦の狙いは、最下位投票率(昨年の1214日に行われた衆院選の投票率、川口市は埼玉県内で45.66%と最下位)からの脱出にあったのですが、当会の力不足により協力の輪が拡大せず、アンケートに応えてくれた立候補予定者は約2割と少数に留まりました。
(2)多数(56人と予想される)の立候補者から投票先選びに悩む(選挙に行かなきゃという思いはあっても、誰に入れたらいいのか分からない)有権者に、公平な「お助け情報」を伝えることで少しでも投票率アップが出来ればと考え企画した市民活動です。
市政の主役である市民の「選挙権行使」の活動に協力するよりも、それぞれの事情を優先する立候補予定者が多かったのは残念です。
(3)今回の反省材料を活かして、4年後の川口市議選で「投票率アップ作戦」に再度挑戦したいと考えています。住民自治を高め、埼玉県内で最高の投票率を実現することが我々の願いです。

2015年4月26日日曜日

選びようがない三鷹市議会議員選挙

<三鷹市議のブログより>

過去のエントリーはこの3本になります。

1)三鷹市長選挙・三鷹市議会議員選挙とはどういう選挙なのか?

2)市議会議員は市民の代わりに何かをしてくれる人ではない

3)現職の仕事ぶりの判断材料となる議会だより

一応流れを考えて作成していますので、最初から順にお読みいただけると流れがわかりやすいかと思います。

さて、今朝アパートの集合ポストを見に行ったら、選挙公報が入っていました。選挙管理委員会の皆さん、印刷及び配布に携わった皆さんに、お疲れさまでしたと申し上げます。次にリンクを貼っておきますね。
 

三鷹市議会議員選挙及び三鷹市長選挙選挙公報

三鷹市長選挙選挙公報

三鷹市議会議員選挙選挙公報
 

市長選挙については、別にまた書きますので、このエントリーでは割愛します。

さて、三鷹市議会議員選挙の選挙公報を見て見ましょう。
 
過日のエントリーで、私は三鷹市議会議員選挙につき、市長提出議案に対しどのような姿勢で議決に臨んだかを問う選挙という内容を書きました。また、議決という仕事のあり方を問う選挙なのに、各候補者は「◯◯をやります!」という「何かをする」という発想のものが多いだろうということも推測しました。詳しくは上記にリンクを貼った過日の記事を御覧ください。

案の定といいますか、各候補者の皆さん、◯◯をやります!という類のオンパレードですね。もっとも、これを批判することは許されません。なぜなら、個別に重要だと考えているからこそ、各候補者は訴えているのであり、その思いはわかるからです。

さて、実際に特定のキーワードで見てみましょうか。

皆さん、子育て支援ないし応援といった、子育てに関することを述べている候補者数を数えてみてください。

え?

多くて数えられないですって?

そうなんですよ。

みんながみんな似たようなことを言っているという現実は、否定できませんね。実際に選挙公報を今朝眺めて、「ここまで似通っているとは。。」と半田も考えてしまいました。

子育て支援を頑張って欲しいという有権者がいるとします。

過日のエントリーで書いたように、二元代表制のもと、議会側は予算を編成することはできませんので、せいぜい子育て支援してくれ!という質問をしますというレベルに置き換えることになるわけですが、それにしてもです。。

その有権者は、みんながみんな似たようなことを言っている場合、誰に入れたら良いのか、わからなくなってしまいますね。

さて、ここで改めて、次の記事を御覧ください。

2)市議会議員は市民の代わりに何かをしてくれる人ではない

これを読んだ上で、改めて選挙公報を眺めると、次のことがわかりますね。

はっきり書きましょう。

三鷹市議会議員選挙は、選びようがない選挙

と言えるわけです。

子育てにしろ介護にしろ何にしろ、とにかく各候補者いくつも言っており、しかも似ているのが多い現状を考えると、まさに「選びようがない選挙」そのものなのです。

過日書きましたが、三鷹市議会議員の仕事は、議決をすることです。どのような姿勢で市長提出議案に対峙し議決行動をとってきたかを問い直す選挙なのです。

一方、各候補者は「◯◯をやります!」のオンパレードで、しかも似通っているのが多いのです。

ここまでお読みくださった方は、三鷹市議会議員選挙の選挙公報2ページ目真ん中の段を御覧ください。半田伸明の部分があります。

半田伸明の部分と、他の候補の部分と是非比較してみてください。議論の軸の設定そのものが、全く別角度であることがお分かりいただけるでしょう。

今回のまとめを書いておきます。

・三鷹市議会議員選挙の選挙公報を見ると、各候補者に通っていることがよくわかる。つまり、「選びようがない選挙」である。

・ここで考えるべきは、三鷹市議会議員の仕事の内容である。それは議決をすることである。どのような姿勢で市長提出議案に対峙し議決行動をとってきたかを問い直す選挙である。

・これを踏まえた上で、半田伸明の選挙公報と、他の各候補者の選挙公報を比較すると、議論の軸の設定そのものが、全く別角度であることが分かる。半田伸明は、議決責任とは何か?から解きほぐしている。


 

2015年4月25日土曜日

現職の仕事ぶりの判断材料となる議会だより

<三鷹市議のブログより>

過去のエントリーはこの2本になります。

1)三鷹市長選挙・三鷹市議会議員選挙とはどういう選挙なのか?

2)市議会議員は市民の代わりに何かをしてくれる人ではない

前回のエントリーの要点を、再度書いておきましょう。

・代議制民主主義のもとでは、議員とは市民の代わりに大事なことを決める人であり、市民の代わりに何かをしてくれる人ではない。

・三鷹市議会議員選挙の際に大切なことは、現職であれば、強大な権力を持つ市長にどのような姿勢で対峙し、議会でどのような賛否行動をとってきたかが全てであり、これ以外の要素は市議会議員選挙の本質とは離れている。

さて、現職の立候補者が、どのような議決姿勢を見せてきたかにつき、今回は書いてみます。

三鷹市議会のHPに、議会だよりのページがあります。

みたか議会だより

どれでも良いので、まずはPDFをクリックしてみてください。

各議員の質問などのページがあります。そして、最後のページになりますと、市長提出議案に対する賛否の一覧があります。

何度も書きますが、三鷹市議会議員選挙とは、市長提出議案にどう対峙してきたか?の姿勢を問い直す選挙です。前回の選挙以降となりますと、第278号以降を見ることになりますね。

また、この議会だよりに載っている、各議員の質問は大変重要です。

現職の場合、新人や元職と違い、「これから」の熱意を語る前になすべきことがあります。それは、当選後の議会活動を報告することです。税金で食べながら議決行動をとったのですから、その報告をまずは選挙に際してするべきであることは、異論がないところでしょう。

議決の重要性及び各議員の発言の重要性を鑑みると、実は議会だよりは、まさに検証の宝の山なのです。

前回投票した候補は、きちんと主張していたことを質問したのか?

前回投票した候補は、市長提出議案にどう対峙してきたか?

これらのことがわかる資料なので、皆さんお時間があるときに、一度じっくりとPDFをご覧いただければと思います。手前味噌で恐縮ですが、例えば半田の場合、「ムダ遣いの削減」を主張し続けていますが、直近4年間がこれに重点を置いて質問をしていることがわかると思います。

候補者というものは、「これから」を語りたがります。目線は未来に向いています。

一方、有権者の皆さんは、冷静に、各候補者がきちんと議会での仕事をしたのかを、判断しなければなりませんね。過去に目線を向けましょう。

お目当ての候補者が既に何人かいらっしゃることでしょう。その方がどのような議会活動をしてきたのか、どのような賛否行動をとってきたのか、まずは見てみましょう。

賛否一覧を直近4年でみますと、皆さん「え?」と思うことがあるでしょう。

これについては、明日以降の更新とします。

【本エントリーの要点】

・現職の場合、新人や元職と違い、「これから」の熱意を語る前に、当選後の議会活動を報告することが必要である。税金で食べながら議決行動をとったのだから、その報告をまずは選挙に際してするべきである。

・議決の重要性及び各議員の発言の重要性を鑑みると、実は議会だよりは検証の宝の山。

・有権者の皆さんは、各候補者がきちんと議会での仕事をしたのかを、判断しなければならない。お目当ての候補者がいるなら、その方がどのような議会活動をしてきたのか、どのような賛否行動をとってきたのか、まずは見てみよう。議会だよりの最終ページを見れば一目瞭然である。

 

2015年4月24日金曜日

川口市議選 市民団体が立候補予定者アンケ 回答56人中11人のみ 


<毎日新聞より>

 川口市の市民団体「議会基本条例を考える会」(伊田昭三代表)が同市議選(定数42、19日告示・26日投開票)を前に、立候補予定者に「政策の優先課題」などを問うアンケートを行った。回答者は優先的に取り組みたい課題として、少子高齢化対策や市役所の移転、青木公園内の野球場改装などを挙げた。しかし、回答したのは立候補予定者56人中11人にとどまり、伊田代表は「残念な結果」と話している。

 会は立候補予定者の公約を市民に伝え、投票率アップにつなげたいとアンケートを企画。市選管が催した立候補予定者向けの説明会の参加者に手紙やメールなどで協力を要請。回答しやすいようプロフィル以外の質問を「立候補の理由」「当選後、優先的に取り組みたい具体的政策」の2点だけにしたが、回答率は低かった。

 回答したのは無所属の現職や新人、民主の新人、維新の現職など。自民、公明、共産の候補者からは回答がなかった。会は9日にホームページで結果を公表した。

 取材に対し、回答した立候補予定者は「候補者の情報をもっと公的に有権者に届けるべきだ」と話したが、未回答の予定者は「(回答の有無は)会派の代表に一任した」「選挙準備に多忙を極め、回答時間がなかった」などと説明した。

 伊田代表は「市民の選挙権行使に協力するより、自分たちの事情を優先する立候補予定者が多かったのは残念」としている。

 同市は東京のベッドタウンで人口移動が激しく、各種選挙での投票率の低さが課題になっている。昨年末の衆院選では県内最低の45・66%、同市議選は前回2011年が39・06%、昨年3月の県議補選では記録が残る1946年の衆院選以降、県内最低の13・47%を記録した。【鴇沢哲雄】


 

三鷹市議会議員は市民の代わりに何かをしてくれる人ではない

<三鷹市議のブログより>

今回のタイトルは、「え?」という方が多いでしょうね。厳密に言えば、議決以外のことをしてくれる人ではないという表現になります。

前回のエントリーはこちらになります。

三鷹市長選挙・三鷹市議会議員選挙とはどういう選挙なのか?

ここでは、「三鷹市議会は、市長が提出した議案(市長提出議案)を議決するのが仕事です。」と書きました。

議決というお仕事は本当に大変な仕事です。お金が絡むことだとなおさらですね。三鷹市の場合1000億円弱の大金の使い道を決めるのですから、胃が痛くなることも正直あります。ダメなものにはダメと言わなければいけません。そのためには、調査をきちんとやらなければいけません。

このように、市議会議員とは、議決という行為のために、日々の業務があると言っても過言ではありません。半田の経験を言えば、賛否のボタンを押す瞬間に手が震えたことすらあります(2005年の一般会計予算に反対する瞬間)。

さて、この議決という行為についてもう少し考えてみましょう。

本来なら、市民のみんなが集まって議論をし結論を下すべきですね。これを直接民主制と呼びます。ところが多くの市民が集まることなど、物理的に不可能です。だから、私の代わりに決めてねという代理人を選ぶことになるのです。

代わりに決める人を選ぶ…これが三鷹市議会議員選挙です。選挙を通じて代わりに議決する人を決めるという形態の民主主義とも言え、代議制民主主義と呼びます。

このような代議制民主主義のもとでは、市議会議員とは市民の代わりに大事なことを決める人をいうのです。

前回のエントリーで「三鷹市議会議員選挙とは、「どういう姿勢で市長提出議案に接するか?」を問う選挙なのです。」と書きました。まさに議決の姿勢を問うのが、三鷹市議会議員選挙なのです。

ところが、現実はどうでしょうか。

明日から選挙公報が配布されます。おそらく各候補「◯◯をやります!」とか「◯◯を進めます!」のオンパレードでしょう。

ここからわかることは、立候補者の意識は、「市民の代わりに何かをする人が議員である」というところにあると想定できますね。

つまり、市議会議員選挙の本質と、実際がかけ離れているという不思議な現象が発生するわけです。

代議制民主主義のもとでは、議員とは市民の代わりに大事なことを決める人であり、市民の代わりに何かをしてくれる人ではないのです。議員は庄屋ではありません。当然の結論です。

皆さんは、選挙カーを見るたびに「この候補は何をしてくれるのか?」とついつい考えてしまうことでしょう。

しかし、ここで改めて原理原則を見つめ直し、(新人や元職は別ですが)「この候補者は、どのような姿勢で議決してきたのか?」を考えるように、ぜひお願いしたいのです。

このように考えると、三鷹市議会議員選挙の際に大切なことは、現職であれば、強大な権力を持つ市長にどのような姿勢で対峙し、議会でどのような賛否行動をとってきたかが全てであり、これ以外の要素は市議会議員選挙の本質とは離れているということになります。

最後にまとめておきましょう。

【本エントリーの要点】

・代議制民主主義のもとでは、議員とは市民の代わりに大事なことを決める人であり、市民の代わりに何かをしてくれる人ではない。

・三鷹市議会議員選挙の際に大切なことは、現職であれば、強大な権力を持つ市長にどのような姿勢で対峙し、議会でどのような賛否行動をとってきたかが全てであり、これ以外の要素は市議会議員選挙の本質とは離れている。


 

2015年4月23日木曜日

これでいいのか? 地方自治!

<所沢市民のブログより>

さいたま市に住む、かつての同級生からのメールの手紙です。この前は、県議選で無投票があったりしてアタマにきたと云っていましたが、この手紙は選挙の問題点もよく分かります。ご紹介します。さかぐち

「これでいいのか? 地方自治!」 さいたま市  柳瀬 仁志

 
「これが現実!」

4月12日の地方統一選挙の前半戦は、投票率がすごく気になった。全国41道府県議選のうち38道府県が、軒並み投票率が「過去最低」で、我が埼玉県は千葉県に次いで37.68%でワースト2。ショックを通り越してあきれたね。3分の2の県民が投票所に行かなかったワケだ。4年前の前回は、東日本大震災直後で自粛ムードの中で最低投票率。これを更新してしまった。

なんと坂戸市(西10区)が28.63%と最悪で、すごい記録だ。

我が埼玉の知事選が全県1区で今年の夏・8月だぜ!

「どうしてか?」

 絞って埼玉県を見ると、そのワケが判ったような気がする。それは埼玉県をなんと52区にも切り刻んでいるからだ。しかも定数1の小選挙区が半分以上の27区もある。これじゃ「政策で勝負」なんて言えないだろう? オマケに9つも無投票区。全国では20%の県議員は選挙の洗礼なしだ。知事選に至っては「与野党相乗り型」が増え、例えば「原発」への関心が高いのに選択肢がなく有権者の心を揺さぶれなかった。

 「燃えない選挙」の原因は、もっと深い所にあると思う。それは多くの高裁で「1票の格差」が「違憲状態」と判決が出たままでは「冷える」ワケだ。イギリスの小選挙区制による2大政党制の限界が証明済みなので「元凶」の「区割り法」をはじめ、企業・団体献金で「知らなかった」で抜け穴のある法律や、細かな規制がやたらと多い公職選挙法などがブレーキになっている。(ただし、資金の多い者が有利になっては逆行だ)

「発想の大転換を」 

元首相の「脱原発、今がチャンス!」と、すごい勇気と柔軟さを見習って言えば、市議会選挙は市内1区なのだから県議会選挙も県内を1区にしてはどうかな?無投票が無くなり選択肢が増え、死に票が一気にゼロになるぜ。所沢で話題になった住民投票の県条例を直接請求してはどうなの?教えてほしいよ、できそうな気がするけど。また、年間通じて議会が開かれ、時には夜間の開催もありにすれば、傍聴者が増えて議会の距離がもっと身近になるぜ?

 食育・体育、そして「法育」と叫びたい。正義・公平・平等など法の原理を選挙制度に活かした「環境づくり」が、有権者の心を惹きつけ、地方自治の再構築への近道だと思うがどうかな?

この3月、フランスの全国県議選で、当選者が男女同数になるよう男女2人1組の候補者に投票する大胆な制度が動いたよ。…我々ももっと頭を柔らかくしなくっちゃー。

ま、問題意識を持ちつつ、とにかく投票には行こうぜ。じゃあ、また!

 

2015年4月22日水曜日

「そもそも論で地方議会を考えよう」

<会津若松市議のブログより>

表記の通り、自治日報より「議会」欄への原稿の依頼があり、下記を投稿した。

「そもそも論で地方議会を考えよう」                 

 「議会はかわりましたねぇ」と(会津若松市)議会事務局長のHさんは感慨深く言った。この場面は、本年2月17日の政策討論会第1分科会(=総務委員会)終了時の発言。

 会津若松市議会では、市民との意見交換会を市政に関する「問題発見の場」と捉え、多くの市民意見を起点とし、それを政策に練り上げるために政策討論会を設けている。各常任委員会を中心に設けられているわけだが、総務委員会は第1分科会として「本市財政の持続可能性と事業・サービスの調和について」というテーマで、現在①財政の持続可能性と②自治基本条例の2つの研究をしている。

 財政は、継続的に関西学院大学の小西砂千夫先生にご教授願い、また自治基本条例では北海道大学名誉教授の神原勝先生を昨年お招きした。

 財政について、「財政計画と長期総合計画のとの連動」「財政調整基金の考え方」「臨時財政対策債について」「新地方公会計について」など14の論点で委員である議員同士が事前に意見を出し合い、議員間討議を深めてきた。その総まとめをするために、2月11日祝日ではあったが小西先生においで願い、講義と意見交換をした。

 そして、前述したように2月17日に財政について最終的なとりまとめの分科会が開かれ、H局長の“感慨”になったものである。H局長は、この3月で定年を迎えたが、私が初当選した平成7年当時は議会事務局職員で、その後市長部局に戻り4年前局長として「戻って」きた。議会改革以前の本市議会の様子も知っているので、議員同士が真剣に政策論議をしあう姿をみて、定年前に感慨深さを感じたものと思う。

 昨年、地方議会の不祥事が続発しテレビ局も連日のように“面白おかしく”取り上げた。私も巡り巡ってテレビ朝日からお声がけがあり「ビートたけしのTVタックル」に出演した。番組最初に各地の不祥事のVTRが流れ、それを受け当のたけし氏が「極論言えば、首長と官僚さえいれば(議会は)必要ないんじゃないの」との発言があった。

 私は、番組途中で民主主義の根幹の仕組みとして議会の役割はきちんと反論したつもりだが、マスコミは住民自治や住民福祉の向上のために地道に活動している地方議員や議会の活動はあまり報道しない。従って、議会は何をしているかわからないと議会不信や無用論が広まってしまい、たけし氏の発言のようになってしまう。

 首長側からの発信のマスコミ取り上げは多いが、それに対し、例えば定例会閉会後に議長が審議内容を総括的に記者会見をして伝えるとか、市民との意見交換会(他に名称は報告会・懇談会)など、議会側から積極的なマスコミ対策も必要と思う。そして、その「成果」をもっとアピールすべきだと思う。

 しかし、議会側にもまだ反省点は多々ある。

 一例をあげると、議長や副議長選挙の際、執行部側が全員議場に参集するというのもその一つ。私の推測だが、全国の議会の3/4以上がこうではないだろうか。議会の招集権者は首長なので、当初首長が議場にいるのは仕方がないが、仮議長が決まり休憩を宣すれば首長はいなくていい。そもそも執行部側が議場にいるのは、議会側が要請し説明員として出席している。議長、副議長選挙において説明の必要もないのに出席要請するのがおかしい。

 大体、議場に出る当局者は、その自治体において一番高い給料・報酬をもらっている人たちで、その人たちを用もないのに議会が拘束することは、税金の無駄使いの最たるものといえよう。また、臨時議会などで、その提出案件の関係部局長だけでなく、本会議なら必ず当局側(首長部局以外も!)全員出席が慣例となっている議会もあるようだ。(議場に執行部側も出席していないと議会が成り立たないという思い込みからか?)

 何にでもいえることだが、慣例で思考停止にならず、「それは一体なんのため」という“そもそも論”で考えることが重要だと考える。繰り返すが、議会不信・無用論がまだまだ根深い地方議会においては、尚更に。


 

 

2015年4月21日火曜日

投票率応援サービス/19日スタート後半戦

<朝日新聞より>

◇県議選の37・68%越え期待

 19日の市長選・市議選告示で始まる統一地方選の後半戦で、投票率をアップさせようと、川口や和光、熊谷の商店会などが選挙セールを行う。投票を済ませた客に割引などのサービスをする。過去最低を更新した前半戦の県議選の37・68%を大きく上回るよう期待をかける。

◇50%へ願い込め/川口

 川口市の前川中央商店会(60店舗、岩谷三郎会長)は、同市議選(定数42)に向けて「投票率アップ かってに応援隊」を立ち上げた。ご当地グルメ「前川メンチ」を商標登録するなど、街のにぎわいづくりに取り組んでいる。岩谷さんは「選挙権年齢引き下げの動きがある中、特に若い層に『棄権はもったいないよ』と呼びかけたい」という。

 前回の市議選投票率は初めて40%を割る39・06%。20代は20%台前半だった。12日に投開票された県議選(南2区)でも35・08%と県平均を下回った。

 市選管発行の投票済み証明書か、投票所前で撮った写真の持参でサービスが受けられる。期間は投票日翌日の27日~5月2日。梅干し専門店の岩谷さんは梅製品を、そば店とレストランは前川メンチ丼と定食を、それぞれ500円で提供する。居酒屋では焼きメンチが5割引き。価格設定には「せめて投票率50%」の願いも込めている。

 今のところ、特定の立候補予定者を支援していないことが確認された7店舗が参加を予定。店頭ポスターや商店会のフェイスブックなどでPRを始めた。投票率と集客アップの相乗効果を期待する岩谷さんは、12地区60商店会(約1800店舗)による市商店街連合会の副会長を兼ね、「将来の全市的な取り組みを視野に入れた活動の一助にしたい」とも話している。問い合わせは、商店会にメールで。アドレスはisowa@icloud.com。

◇和光

 和光市でも一般社団法人「地域デザインプラットホーム」が、同市議選に向けて、投票した人に市内の店舗でサービスを受けられる企画「選挙でお得に!選ん得?」に取り組む。

 サービス期間は20日から5月4日まで。参加する飲食店や美容室、洋菓子店、酒店など20店で投票済証明書を提示すれば、おつまみやドリンクなどのサービスを受けられる。同法人でインターン実習している立教大学4年生が企画した。詳しくは「地域デザインプラットホーム」(048・462・1000)。

◇熊谷

 熊谷市で同様のキャンペーンを行うのは市内の商店会などで作る「まちなかモール委員会」。期間は一部の参加事業所を除き、投票日から2週間だ。

 同委員会は参加店を市内全域から募ろうと、熊谷市と合併した旧3町を管轄する「くまがや商工会」にも参加を呼びかけた。5月10日まで参加店を募集する。

 ただ、現時点で参加している8事業所のうち5カ所は中心市街地にある。参加店がなく、そもそも商店や飲食店が少ない農村地域を地盤とする立候補予定者は「市中心部の投票率だけが上がり、周辺部の候補者が不利となる恐れがある」と不満を漏らす。市選管は「選挙の公正公平を害する状況ではないと考えている」としている。
 問い合わせは「まちづくり熊谷」(048・501・8855)。


2015年4月20日月曜日

『川口市議選立候補者、選挙公報アップされる』



4月26日の川口市議選・立候補者は57人(定数42)。

選挙公報、先ほど市のHPでアップされました。
http://www.city.kawaguchi.lg.jp/…/84010018/attach/kawaguchi…
(新聞折込は4月22日の予定)

ポスター掲示場の選挙管理委員会QRコードからもご覧いただけます。

『川口市議選を考える』

下記は4月18日に自身のfacebookで投稿したものです。


4月26日に行われる「川口市議選」を前に、市議会の役割・住民の権利及び市議選の意義などについて(私見を)少し整理してみました。

1.川口市議会は、川口市で唯一の意思決定機関(議決機関)で、予算や条例など重要事項を決める役割を担っています。


2.国民の三大権利の一つ「参政権(選挙権など)」を行使、議会を構成するに相応しい議員を選ぶのは我々住民の役目です。


3.地方議会は、首長(市長)も議会も、それぞれが市民の代表者であり、市政運営を担う責任を持つ、二元代表制。国政(議員内閣制)のように与党、野党と分かれるものではありません。市長と議会が抑制と均衡を保ちながら対等の立場で住民のために行動して欲しい。


4.首長(市長)の執行を監視しつつ積極的な政策提案を行い、住民へ「議論の輪を広げる」のが議会の重要な任務。市政の課題・論点・争点を明らかにする「議会報告会」の開催が必要です。「議会報告会」は議会組織で行うべきですが、難しければ個人で行っても良いと思う(議員報告会とは違う)。


5.特定の地域や分野に偏らず、川口市全体の行財政改革を託せる議員は誰か?熟慮して清き一票を投じたいものです。


6.市政とは「限られた予算を、どの分野に、どれだけ分配するのか」を決める等と言われています。(納税者の)住民が市政に関心を持って積極的に参画、住民福祉の向上を求めるのは当然でしょう。
 

7.市政の主人公は住民。議会の「見える化」を積極的に推進し、「開かれた議会」、「議会及び議員の役割及び責務」に真摯に取り組む候補者を選ぶようにしたい。

2015年4月19日日曜日

自共伸長、民維衰退、25歳の無所属新人が大健闘!~川崎市議会議員選挙

<川崎市民のブログより>

投票日の夜は2時まで寝られなかった。川崎市の全7区の開票のなかで、筆者の高津区(定員9、立候補15)と注目していた中原区(定員10、立候補16)の開票が遅れ気味で、特に中原区が決まったのは、1時を過ぎていたのだ。

 『統一地方選挙2015年・川崎市議会開票速報150413

結果は以下である(下の括弧内は前回2011年の結果)。

議員総数60(定数 10人区1 9人区4 7人区2)のなかで、

 自民19 公明13 民主11 共産11 維新,ネット,川崎各1 無所属3

(自民17 公明13 民主13 共産10 みな6 無所属1)

前回はみんなの党が旋風を起こし、6名が当選。そのうち、今回は維新の党、無所属他に3名ずつが分かれたが、それぞれ当選1名、惨憺たる結果だ。特段の成果はもちろん無く、地域への浸透もそれほどでもないとすれば、支持票が限られるのはやむを得まい。それに投票率も各区共に、前回から5%程度落ち、40%ほどでであった。“みんな”の末路と言わざるを得ない。

自民の19議席は9人区各3で15名、7人区各2で4名、全員当選、それも1-3位の上位当選者が14位だ。公明の13名全員当選と合わせて、完全過半数(自公で正副議長)になる。これで2年半後に福田市長再選を阻止する候補者を立てるのか?あるいは取り込みを図るのか?問われる処だ。

共産党は得票数が全体で伸び、その結果、1名増加である。大勢に影響はないとはいえ、自己マンの世界ではある。民主は衰退が続く。議長経験者が落選し、後は労組依存と個人対応で組織政党のカケラ程度しか、残っていない。

その他の会派は全て1名で無所属3名と合わせても6名だ。

その中で光るのは、無所属の若き新人、重冨達也26歳(中原区定員10名)。

氏は「私に今できることは、議会改革を訴え、より多くの方に共感して頂くことです」と訴えて、堂々第5位で当選!組織の引継、親子の引継がある中で、真正の新人として、今後の選挙のあり方を鮮やかに提示、住民の支持を集めた。

具体的には、氏は川崎市で初めて、議会による市民への「議会報告会」開催を主張した。しかし、今回の自民党の伸長をみると、直ちに、議会報告会開催とはならない。当然、重冨新議員としては、市民への報告会を開催するだろうが、普通に開催したのでは、議会報告会ではなく、議員報告会になってしまう。

個人であっても良い、議会報告会を開催すべきであろう。議員が自らの発言を中心に報告するのは「議員報告会」である。一方、議会の内容を何らかにまとめ、“市政の課題・論点・争点”を明らかにするのが「議会報告会」である。先ず、主要会派の代表質問、委員会審議の主要案件をまとめる必要がある。駅頭などで行っている議員報告とは、全く異なるものになるはずだ。

これは、ある点で行政報告の側面を持つ。しかし、それを議会での議論から導くことは、行政の説明を鵜呑みにするのではなく、施策における問題点を知ることが必要であるからだ。ここに市民にとっての議会、その存在価値があるのだ。

議員は、議会と住民を繋ぐ役割を担う。

一方では、代表性を有し、住民の意思を把握して討論によって議会の意思を動かす。議会の意思は議員によって、住民に知らされ、住民もまた、討論の中から議員へ意思表示を行う。

 『ヘルメスとしての地方議員~票と利益の交換を超えて』

また、議会は決算から始まる。それは、後を向きで前へ歩く、ことに例えることができる。既に終わった仕事を検証することで次年度の予算に対して、何らかの形において、変更を加えることだ。

 『地方議会における決算・予算・実算~後向きで前へ歩く』

上記の視点から、改めて地方議会像及びそれを動かす地方議員像を再構築することが必要ではないだろうか。


 

2015年4月18日土曜日

川口市議選、立候補予定者アンケート、朝日新聞に載る

川口市議選、立候補予定者アンケート、我々の活動が朝日新聞に掲載されました。

2015年4月17日金曜日

《投票率アップかってに応援隊》・・・前川メンチ商店街


川口市にある「前川メンチ商店街」では、《投票率アップかってに応援隊》を結成、川口市議会議員選挙【426日】に行こう‼とフェイスブックで呼び掛けています。

投票済証明書、又は投票所前での写メ見せればお得なサービスが受けられます。...
応援セール参加店舗の情報は、順次このページに掲載しています。
応援セール参加店(川口市内の方限定)も募集しています。
詳しくは下記メールにお問い合わせ下さい。こちらから、ご連絡いたします。
maekawamenti@gmail.com
個店で取り組む場合でもお問い合わせ頂ければご連絡いたします。
※幾つか守らなけれならないルールがあります。
https://www.facebook.com/maekawamenti/timeline


 

2015年4月16日木曜日

平成27年市議会議員選挙、立候補予定者アンケート(報告-1)

<所沢市民のブログより>

 お待たせしました。既報の通り、サークル傍聴席は市議会議員を選ぶ資料として、立候補予定の方々にアンケートをお願いしました。その報告です。

ご協力をいただいた方々には厚くお礼を申し上げます。
 

依頼先 : 現職 30人、 元職・新人 10人、計40

回答者 : 現職 22人、 元職・新人  4人、計 26

回答率 : 現職73.3%、元職・新人40%、全体65.0

 
 下記のURLから26人の方の「回答」をご覧いただけます。

  http://kurabunokanrinin.web.fc2.com をクリック


 傍聴席のタイトル下段「アンケート回答-1」を開き、「回答を頂いた方々」のリストからお名前をクリックすると、その方の「回答」に繋がります。

候補者の考えが述べられています。住民のニーズは様々です。読んで、選んで選挙に行きましょう。 記:さかぐち


 

2015年4月15日水曜日

選挙でトクするサービスを受けよう!「センキョ割」で投票率をアップ!

<政治山より>

若年層の投票率アップを目指したイベント「センキョ割」

統一地方選の41道府県議選と17政令市議選が公示され、激しい選挙戦が行われている。だが一方で、投票率の低下は顕著で、特に若者の投票率の低さが問題となっている。

株式会社ワカゾウは、若年層の投票率アップを狙い、選挙に行くことで、得するサービスが受けられるイベント「センキョ割」を開始した。

「センキョ割」の開催期間は、投票締め切りから2週間。利用方法は簡単で、投票所入場券を持参して投票に行き、投票所で「投票済証明書」をもらうか、投票所の看板と自分の顔写真を撮影する。「センキョ割」に参加する店舗の店員に、その証明書か写真を見せれば、お得なサービスを受けられるというものだ。

横浜から全国展開へ

201212月の衆議院議員選挙から横浜で開始された「センキョ割」。このイベントは年を追うごとに参加する店舗が増加し、現在は全国展開中である。

岡山市では大学生3人が中心となり「センキョ割@岡山」の活動をスタート。支援者をクラウドファンディングFAAVO岡山で募集し、目標金額50万円を達成するなど、若者だけでなく多くの人を巻き込んだ取り組みに発展している。

なお、投票済証明書を発行していない地方公共団体もあるので、センキョ割サービスを受けるには、投票後は忘れずに写真を撮っておいた方がよさそうだ。詳しくは、センキョ割Webサイトを参照のこと。

▼外部リンク

センキョ割 http://senkyowari.com/

センキョ割@岡山 http://senkyowari.okayama.co/

 
http://seijiyama.jp/article/news/20150409-001.html

 

2015年4月14日火曜日

継続的な議会改革を行うため、議会評価を実施・・・滝沢市議会

岩手県滝沢市議会は、2014年1月に議会基本条例を施行。条例では継続的な議会改革を行うため議会評価の実施、議会改革推進会議の設置を盛り込んだ。
条例の施行から1年3ヶ月、議会改革推進会議を中心に議会評価のあり方が検討され、4月に開催する議会フォーラムで市民に公表する予定だ。
市民が市政に参加する方法が選挙、傍聴・陳情・請願に限られているため、第3の方法として「市民会議」を実施しているのも特徴です。
詳細は、月刊ガバナンス4月号にてご確認ください。

2015年4月13日月曜日

川口市議選出馬予定者にアンケート調査も回答は56人中11人

<埼玉新聞より>


 市議会改革問題に取り組む川口市の市民団体「議会基本条例を考える会」(伊田昭三代表、会員15人)が、川口市議選立候補予定者56人に対して行ったアンケート調査に回答を寄せたのは11人だった。同会が調査内容を発表した。回答率は約20%にとどまり、自民、公明、共産の政党公認・推薦の候補予定者の回答率はゼロだった。

 同会会長の元会社員伊田昭三さん(70)は「有権者の投票率アップを目的に企画したが、立候補予定者が協力してくれなきゃ意味がない。失敗です。われわれの力不足」と落胆している。同会のホームページで、回答した11人と回答内容、回答しなかった45人の氏名を公表している。「ぜひ見てほしい」と伊田さん。

 昨年12月の衆院選挙で川口市の投票率は県内最下位の45・66%。伊田さんらは「川口市民として恥ずかしい。汚名を返上しよう」と投票率アップ作戦の一環としてアンケートを企画。会議を重ねて準備した。

 インターネットを利用した電子メールで回答を要請。2月6日に発信し、3月末を締め切りとした。氏名、年齢、住所、議員歴、支持・所属政党、経歴(小中からの学歴と職歴)、立候補の理由―などについて回答を求めた。立候補予定者アンケートは首都圏では珍しいという。結果が期待されたが、立候補予定者側の「非協力」の壁が厚かった。

 伊田さんは「投票で約60人のうちから1人を選ぶのは至難のこと。少しでも情報があれば投票率アップにつながると期待していたが残念。しかし、アンケートに協力してくれない人たちが、議会で条例を決めたり重要な決議をするのか、と思うと首をかしげる」と話している。

 議会基本条例を考える会のホームページはhttp://gikaikaikaku.web.fc2.com/