2015年10月16日金曜日

10/10 予算の修正案の出し方をみんなで学ぶ

<朝霞市議のブログより>





Dscn7142予算の修正案提出を毎年実践している、奈良県生駒市の塩見牧子市議が上京される機会があったので、10日午後、県内の親しい市議会議員に声かけして、朝霞市産業文化センター内で予算の修正案の出し方の勉強会をしました。

私も条例に対する修正案は何度か提出したことがありますが、予算に対しては技術的習得ができておらず、断念したことがあります。
予算は総合評価で賛成/反対するしかないので、ここだけ何とかしてくれれば賛成なんだよなぁ、と思ったときにどうもこうもなく、良くない政策まで包括的に行政に裁量権を渡してしまうことになりがちです。議会が機能するものであるなら、ここ問題だよ、削減しなきゃダメだよ、ここ足りなくなるでしょ、増額しなきゃダメだよ、という現実的な提案をし決めることが必要な場面もあるはずです。
日本の自治体のように、議院内閣制ではない政府において、議案提出権は通常議会にあるのですが、日本の自治体では、行政優位国家を作ってきた明治維新以来の伝統から、予算の提出権は行政権にあります。そのため議会による修正は制約が多いという思い込みがあって、なかなか普及せず、予算にぶすぶす文句を言うだけで審議を終わっていることがほとんどです。

グループワークの実習付きのていねいな講義で、制約を踏まえた上で、修正を出すことはそんなに難しくないことを確認しました。
あとは通すだけの政治力と、反対するより修正案を出す方が煙たがられる雰囲気を変えることが大事だと思います。

塩見議員は午前中早めに到着されたので、朝霞市博物館で開かれている「丸沼芸術の森所蔵品によるフランス美術の魅力―19世紀の自然描写からエコール・ド・パリまで のオープンセレモニーに参加してくださいました。他の参加県内議員のみなさまには朝霞市内のお菓子屋さんでお土産を買い求めていただきました。朝霞市を知っていただく機会になったのではないかと思います。
朝霞市産業文化センターは鉄道交通の要衝に近く、埼玉県全体の活動の拠点としての可能性を秘めています。
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2015/10/1010-8fc4.html

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