2016年1月7日木曜日

1/5 保育園の入所調整結果の通知が発送されます

<朝霞市議のブログより>

5日14:00~保育園運営審議会が開かれ、傍聴してまいりました。きょうの審議会では、来年4月から保育園への入所を申請していた保護者に、利用の認定の可否結果と、希望園の利用調整の結果が終了が報告され、その事務を承認するものでした。
きょうの審議会の結果を受けて、昨年12月3日までに、保育園の申請をしていた保護者に、決定した入所園名か、待機(保留)になったことを示す、利用調整結果の通知が発送されます。(平成28年度幼稚園・保育園等のご案内p28④)
この後、決定した入所園がある保護者は、その園との子ども同伴での面談を行った上で、園との間で正式な利用決定の手続きを行うことになります(「平成28年度幼稚園・保育園のご案内」p28をご参照ください)。
●予定では12月中に利用調整の通知をし、待機となった方のこの後の対応や、面談をする園側の時間が確保されることになっていましたが、市としては、初年度でやってみると相当な事務量だったという状況のようです。身動きができない状態で引っぱることになり、保護者の方々にはご不安を与えているかと思いますが、事情をご賢察していただけたらと思います。
●回収されましたが会議で配布された資料からは、

・未就学児は引き続き増加して、8000人の大台に乗って、計画より上回っていること、共働き家庭も増加している。
・そのなかで定員は2517人から2811人に増加させた。
・2040人が継続、1月入所者の分を差し引くと、750人定員を確保したものの、1070人申し込みがあり、希望園のミスマッチを含めて、267人が保留数(旧定義の待機児童数・回避対応をする前の数字)。昨年比+5人。
・0歳児は、290人の申し込みに対して、53人が保留。待機率18.28%
・1歳児は、申込者が激増し、435人の申し込みに対して220人が保留。待機率50.57%。申請者の半分も入所できない状況。
・2歳児は、例年並みで、164人の申し込みに対して、80人が保留。待機率48.78%。
・3歳児は、134人の申し込みに対して、27人が保留。120人の定員を用意したので、大半が兄弟姉妹との関係で希望園以外となってしまって待機に。
・4歳児は、34人の申し込みに対して、13人が保留。定員は39人用意されている。
・5歳児は、13人の申し込みに対して、3人が保留。定員は36人用意されているので、転園または兄弟姉妹の関係での希望園以外となってしまったことが理由とみられる。
・回収されてしまったので、記憶でしかその内容は書けませんが、資料を見た感じの感想では、1歳児、2歳児は、夫婦共働きフルタイムの基準である60点を上回る点で入れている人と入れなかった人がバッサリと別れているような結果でした。一方でゼロ歳児は、全体的にまんべんなく点数にかかわりなく入れている人と入れていない人が分布している状況で、点数の多い保護者で保留となったケースは、利用希望園を広げ切れていないことが残念な結果になってしまったのかも知れません。

●この結果に対して、市としては1歳児に関して何らかの対応を検討していることを打ち明けました。それはそれで進めて少しでも多くの人が救済されてほしいですが、抜本的に施設増をしない限り解決しないんじゃないかなぁ、という感じの結果です。また一時的に特定の年齢だけ枠を増やすと、あと数年間その状態を引きずることになって、後年度の人たちにしわ寄せとなるので判断が難しいところです。
●1歳児の枠に入らざるを得ない、2~3月生まれの子どもと、近隣に公立保育園しか選びようがないのに8月~3月生まれの子どもとその保護者は不遇だなぁ、と思わざるを得ません。保育園を必要とする保護者に、過度なバースコントロールを要求するような制度は見直すか、是正措置が必要です。12月定例市議会では、1歳児入所に組み込まれることが不可避な生まれ月の児童をどうするのか、ということを問いただしました。
●審議会では、委員から数多くの質問や意見が出されておりました。利用者の問題なのに、利用者代表が参加しない運営審議会でよいのか、考えどころだなぁ、と思っています。

http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2016/01/15-a8ed.html

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