2016年1月8日金曜日

年頭にあたり(3)

<船橋市議のブログより>

年頭にあたり、これからの船橋市ってどうあるべきかなって考えました。

 このブログにも何回か書かせていただいておりますが、第2次安倍内閣の地方分権、地方創生に向けた政策をどう考えるかです。


 前回は「いまこそ住民自治を繰り広げる絶好のチャンスがきたと思うのです。」


 「その地域、その自治体の住民が自主的に治めることを考える。その地域特性に見合っているのであれば、今までとは違う国の支援がある。あるいは、支援がなかったものに支援がある。支援が得にくいものだったものが変化球的支援がある。というようなことがこれからはあり得ると思うのです。」


 と締めさせていただきました。


 私は初当選から今まで、いろいろな会話、雑談、会議等々の経験を通じて、船橋市役所職員は一流企業の社員や国の役人に引けを取らない能力を持っていると信じています。


 何を言いたいか?


 市長が方向性さえ示せば、職員は国に負けないくらい優秀なので十分に政策や事業の計画をつくることができると思っています。


 ところが市長や上司の導き方が、頭でっかちになりがちなのです。生の、旬の現場を知っているのは職員なので彼らがリーダーシップを発揮することがしばしばあると思うのです。だから適切な導き、方向性の提示が必要で、あとはその彼らの仕事を尊重する。ということが肝要かと思っています。


 もっというと、その芽をつむな。というのが私の持論です。


 そして、その現場の生の、旬の情報、情勢、状況などをもとに、市内のそれぞれの地域に入って行って、リーダーシップを発揮し、オーナー兼株主とも言える市民の皆さんにしっかりとコミットして、十分すぎるくらいの説明をして、より良い街づくりに邁進できる環境の整備が必要だと思うのです。


 現在の船橋市は、特定の事業説明などをする場合にしか、市民の皆さんへのコミットがありません。言い方を変えれば、積極的に能動的に出て行くのではなく、最小限のことのみのコミットとしか言えません。


 だから、たま~にしかない行政との接触。たま~にしかない市役所の職員との話し合いになってしまい、「苦情」「要望」のオンパレードになってしまうのです。


 そういう、苦情や要望を聞かされる会になってしまうと、その会自体も長持ちしないし、本論から外れればなおさら職員諸氏は、ごちそうさまって感じで、繰り返しの話し合いの場はありません。時間の無駄とさえ言う職員もいるでしょう。


 少々、話がぶれていますが、私は特定事業の話に行って、話がずれても、要望や苦情であっても、その後のフォローをしっかりやってあげられる力がある職員諸氏がたくさんいると思うのです。


 セクショナリズムというか、瑣末な縄張り意識(ご本人たちは意識していないと思いますが)というか、「担当じゃないと無責任な回答になっちゃうから。」という理由で、苦情、要望から逃げる(回避する)傾向が強い船橋市役所です。


 そういう術を先輩から教える土壌があります。職員全員「市民の声を聞く課」の姿勢があればなんてことはない素晴らしい市役所になると思うのですがねえ~。


 というのは、我々議員って市民の声を聞く課職員みたいなものです。我々は仕事柄辛抱強くその苦情、要望を聞かなければならないのですが、複数回のキャッチボールをする作業を長年続けていると、即答ができるようになってくるし、そもそも苦情への即答返しもできるようになります。


 そこに責任を生じさせない話術も自然と身についてきます。


 一旦は受け止めて、その後、返すという作業をすれば良いだけです。


 それをしないようにしているのが今までの船橋市役所です。

 
 クレーマー市民が多いのも実際にはあるとは思います。しかし、少なくとも、私が何人かのそう言われている方々とお話しすると、決してそうではない場合もあるのです。


 クレーマーは、市役所の職員がクレーマーに仕立て上げている場合も多いような気がします。


 話が逸れて来ましたので今日はこの辺にします。

http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12114239837.html


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