2016年12月11日日曜日

常任委員会の審査を聞く

<所沢市民のブログより>


今日(7日)は、朝9時から4つの常任委員会の並行審査だ。
本会議での議案質疑の後、市議が4つの常任委員会に分かれて、担当部署と関連する議案の詳細な質疑を行い、議案ごとに意見表明や採決を行うものだ。
つまり、議案に対する会派別の賛成意見や反対意見は、ここでわかる。もちろん、採決も全会一致か、賛成多数か、ほぼここでわかる。


私は、関心がある健康福祉常任委員会を傍聴することにした。最初の質疑は、議案98号「病院事業会計補正予算」だ。議事は亀山委員長が進め、質問者は矢作副委員長、末吉議員、平井議員、近藤議員、吉村議員、越坂部議員、中村議員の7名だ。

回答側は、しみん医療センター事務部で、回答者は主に担当課長だ。補正額は2,221千円で、県の依頼により、ほぼ全額の補助金を受けて、新型インフルエンザ等入院患者協力医療機関として、人工呼吸器を新規購入するものだ。5名の議員から質問があった。すでに同機種が1台あるなど詳細な内容がわかった。意見なし、採決は全会一致だった。


委員会の審議・採決は、関連する議案9件について、関係する担当部署を読呼んで、質疑応答が終わったのち、担当部署が退席した後、各会派の意見があり、採決があった。担当部署がまたがる一般会計予算などは、関係するすべての部署の質疑が終了した後に、意見表明と採決があった。

一番質疑に時間がかかったのは、議案106号「国民健康保険税条例の一部改正等」だった。実に多くの質疑を通して、特定健康診断の受診率が県平均より低いことや保険税の収納率が同じく県平均より低いことがわかった。そして、意見も分かれた。平井議員は反対意見を述べ、末吉議員は意見を付けたが賛成だった。近藤議員は賛成意見だった。採決は賛成多数だった。


議案107号「老人デイサービスセンター条例の一部改正等」、議案108号「指定地域密着型サービスの人員等に関する基準を定める条例の一部改正等」など残り7つの議案については、いろいろ質疑はあったが、採決は全会一致だった。

健康福祉常任委員会は、午前115分に閉会した。常任委員会の質疑は、本会議と違って、回答者は担当課長で、詳細なデータに基づく、回答が聞ける点がよいし、次の幹部の育成につながると思った。未経験の方は、一度経験をしてはどうですか?

                            記:いしどう

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