2015年10月25日日曜日

議会傍聴よびかけ隊・・・泉大津市議会の活動

議会傍聴よびかけ隊

2015年9月1日
 市議会では、市民に開かれた議会を目指し、また、より多くの市民に議会に対する関心を持ってもらうため平成22年2月より「議会傍聴よびかけ隊」を編成し、議会傍聴のPR活動を行っています。
 「議会傍聴よびかけ隊」は、議員が定例会で行う一般質問の内容と発言順序の一覧表などを印刷したPRチラシを泉大津駅周辺や市内のスーパーマーケット等で配布し、市民に傍聴に来てもらうよう呼びかけています。
 今後も定例会ごとにこのPR活動を行っていきます。
よびかけ隊チラシ

2015年10月24日土曜日

新会派「グループ皐(さつき)」の活動始まる

<松坂市議のブログより>

議員になって13年目にして会派新人の私。今月14日に松阪市議会に作った会派「グループ皐(さつき)」の部屋(会派控え室)が出来て、きのう引っ越しました。
部屋を作りつつ、メンバー一番の若手、深田龍議員(35歳)、メンバー一番の新人(10月5日に議員)、西口真理議員と、どんなふうな事業に取り組んでいくか、協議をしています。

メインは、議会改革。そのために何をしていくかという方向付けです。
もちろん、松阪市議会の課題解決のための腹案はいくつかあります。

きのう、議員になって16日目の西口さんがぼそっと言ったある一言が、実は、変えるべき部分が象徴的に集約されているのです。

「みんな、採決のとき、ほんとうにわかっているんやろか? わたし、今度の給食センターにPFIを導入するって話、報告書読んでも、さっぱりわからんだワ!」

そうなんです!
議会改革としてもっとも力を入れなければならないのは、審議の過程です。その部分が、現状では「質疑ー答弁」(本会議も委員会も)だけで、議員間討議はないのが実情。
いま、制度として日程にとって付けた議員間討議は本末転倒がはなはだしく、まったく意味が形骸したものとなっていますので抜本的な見直しが必要です。
採決に持っていくまでの審議日程の中に専門家や有識者への意見聴取、市民意見の反映、市民からの疑問の声への回答、議員間での意見交換をひっくるめて議員間討議として会議の中心に置き、必要に応じ、市長や担当部課への質問をしていく一連のプロセスが、採決に至るまでの間の議会審議の中にあって然るべきですが、限られた日数の中の過密な審議日程の中で何も行われていない現状をどう変えていくか。

わたしは、そこが議会改革のコアなところだと思っています。

その部分について、調査研究していくことも会派の活動に位置付けていく予定です。

きょうは、新しい給食センターのPFI導入について、この会派で聴き取り会を実施します。
http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52230329.html


2015年10月23日金曜日

白票にも政治を動かす力はあるのか

<政治山より>


 来夏の参院選で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられますが、若者の選挙に対する無関心は年々広がっています。総務省が作成している年代別投票率の推移では、全世代で右肩下がりの投票率ですが、40年前に比べて、年代別の投票率の差が徐々に開いていることが見てとれます。

衆議院議員総選挙における年代別投票率(抽出)の推移(総務省のページから引用)

衆議院議員総選挙における年代別投票率(抽出)の推移(総務省のページから引用)

 「投票したい候補が選挙区にいないから」という意見もよく聞きますが、こんなときは白票を投じるという選択肢もあります。ここでは、「棄権も白票も変わらない」と思っている方に、白票の持つ意外な力を解説します。

議員は選挙に行く人のために政策を語る


 少子高齢化社会で若年層が少なくなる中で、投票率の格差まで大きくなると、候補者はより影響力の強い年齢層が望む政策を重視するようになります。政策は影響力のある世代に傾いていくのが選挙に命運をかける議員のインセンティブ(動機)になります。

 例えば社会保険分野では、将来に過度な負担をかけないための制度設計をどうするかで年齢層によって考え方が大きく変わります。自分が現役の時は負担を少なく、受給する時に手厚い保護を受けたいという思いは、どの世代でも共通です。また、憲法改正についても年齢層が若くなるに従って肯定的な意見が多くなる傾向にあります。

 若い方々が棄権すれば、政治は相対的に若者向けの政策から遠ざかっていきます。とはいえ、「投票には行きたい。しかし、投票したい候補者がいない」という方も多いでしょう。国政レベルならともかく、都道府県議選、更には市区町村議選ともなると、候補者の顔も分からない。どんな人かも分からないのに、いい加減な投票はできない。

棄権か。白票か。

 どっちも同じだから、行くのをやめよう。それが多くの棄権者の考え方かもしれません。しかし、両者には似て非なる性質の違いがあります。どちらも、積極的な意思表示をしない点では同じですが、後者には消極的な意思表示の効果が期待できるのです。

白票は投票率にカウントされる


 白票は、候補者の得票率にはカウントされませんが、投票率にはカウントされます。多くの若者が白票を投じ、投票率が上昇したらどうなるでしょうか?

 候補者は「若者向けの政策もケアしなくてはいけない」と考えることが期待できます。また、白票は無効票になりますから、無効票の増加は浮動票や無党派層が増えているとそれぞれの後援会が分析し、より緊張感のある政策論争につながることも期待できます。

ゆくゆくは候補者差し替えにつながる?


 さらに、投票率が高い割には得票率が低い場合、各党や選対本部は候補者に実力がないと見て、後々の候補者選定にも影響を与えるかもしれません。

 決してポジティブな投票行動とは言えませんが、どうしても投票したい候補者がいないとき、棄権するよりは多少なりとも影響力がある。その程度の意味はありそうです。
http://seijiyama.jp/article/news/nws20151020-001.html

2015年10月22日木曜日

議会改革、自治体超えて 先進事例学ぶ

<佐賀新聞より>

福島県会津若松市議会の目黒章三郎議長(左)から「議会改革運動論」の講話を聞く9市3町の議員=伊万里市議会本会議場
福島県会津若松市議会の目黒章三郎議長(左)から「議会改革運動論」の講話を聞く9市3町の議員=伊万里市議会本会議場
 議会改革をテーマにした議員研修会が16日、伊万里市議会本会議場であった。伊万里市議10人のほか、8市3町の議員18人も参加し、市民との意見交換の在り方など各議会が共通して抱える課題について先進事例を聞いた。
 議会改革の先駆的存在として知られる福島県会津若松市議会の目黒章三郎議長が講話した。議会基本条例に盛り込む3要件として(1)市民への報告会(意見交換会)の義務(2)議員間討議の義務(3)請願・陳情者の意見陳述-を挙げた。「議会と議会事務局こそが両輪」と、事務局職員の質の重要性も訴えた。
 研修会は5月に就任した盛泰子伊万里市議会議長が企画し、既に2回実施した。講師謝金や交通費などの経費は議長の政務活動費や参加議員から徴収する参加費で賄っている。この取り組みを聞いた他市の議員から参加希望があり、今回初めて門戸を開いた。佐賀や多久、嬉野、武雄など県内6市3町のほか、長崎県の佐世保、平戸市からも参加があった。
 特別委員会を設置して議会改革を論議している多久市議会の山本茂雄議長は「4月の市議選が無投票だったこともあり、より顔の見える形での取り組みが必要だと感じている。参考にしたい点もたくさんあった」と話した。(岳英樹)
 

2015年10月21日水曜日

初めての会派運営にチャレンジ

<松坂市議のブログより>


新会派 006


議員になって以来、12年、ずっと無会派でやってきましたが、会派を作りました。

松阪市議会の会派の成立要件は3人。

35歳の議員歴2年の深田龍くん、議員になって1週間の西口真理さん(西口さんはわたしと同い年)で。

中日新聞には「目的は議会改革。経験(一応、わたしのこと)に若い力(深田くんのこと)、新しい力(西口さんのこと)をプラスして議会改革を一層進めたい」と、その目的をお話ししました。

一議員として、会派に入らなくても困ることはないくらい、松阪市議会では、不当な扱いは解消してきました。

過去を知らない新しい議員には、いまの状態が当たり前(無会派でもゼンゼン問題なくやっていけるわなど)と思うでしょうけど、わたしが議員になったときは、会派に入っていないと、当初予算案(新年度予算案)の質疑すらできなかったのです。
なぜなら、「昔から会派代表質疑」という制度をとっているから、と。
「質問したければ、会派に入るか、会派を作れ」と言われたものです。
なんだそれはと抗議すると、「松阪市議会は会派制をとっている」と。

会派でなければ質問できないというのも、「会派制」というのも、連綿と誤った認識。
第一、「会派制」なんて言葉、松阪市議会の条例や規則にはゼンゼン登場しない言葉です。

ちょっと調べてみたら、昭和50年ごろまでは会派に入らなくても質問する機会はあった。
ところが、当時の議長が、「以上で、会派代表による質疑を終えます。他に質疑はございませんか」というセリフのうち、「他に質疑はございませんか」と言うのを省略してしまったことから、「会派代表」のみという歴史が作られてしまった。
当時の議長に聴き取りに行ったら、「『他に質疑はございませんか』と聞いてもだれも手を挙げないから省略したのだという。
したがって、それは是正してもらった。

また、会派に入っていないと、法律で入ることが義務付けられている常任委員会とは違って、特別委員会には入ることができなかった。
決算調査特別委員会には10年も入れなかった。
しかし、議会改革特別委員会を立ち上げるとき、全員参加制としたほか、その作業部会へも無会派からも入れるようにした。図書館改革特別委員会も同じ。

選挙で選ばれているのは、会派ではなく、議員なのだから。

議員になって10年ほど、会派万能の守旧勢力と闘って、いま、無会派でも何不自由なくやっていける制度にしてきたのです。

というわけで、いま、会派に入らなくても、松阪市議会ではほとんど何不自由なく、議員活動を享受できます。
だから、楽なほうに逃げるわけでも、「群(むれ)る」のでもない。

じゃあ、会派なら何ができるかへのチャレンジです。

これまで、会派は弊害しか生まないような存在でしかなかった。
いままでの会派に対する固定観念みたいな殻を打ち破ってやりたい。

こんな会派はいままでになかったと言われるような活動をしたいと思います。

会派を一つの事業体として、取り組む事業を明確にし、計画だって取り組んでいきます。
たんなる「数の論理」でいえば、3人だけで何もできるわけがないとは見られるでしょう。
しかし、そうではないプロジェクトを打ち出していくことで、会派が変わる、議員が変わる、議会が変わる、そんな方向性を実施に移して行ければ、また一人に戻ればいい。
http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52229505.html

2015年10月20日火曜日

会派「グループ皐」を設立します

<松坂市議のブログより>


わたし、海住恒幸は、2003年(平成15年)春、松阪市議会議員に初当選させていただいて以来、議会内の会派に属さないかたちで議員活動をしてきましたが、このたび、松阪市議会の会派を設立する届けを議長に提出しましたのでお知らせします。
本日、常任委員会終了後に開かれる会派代表者会議で議長から報告があります。


会派名 グループ皐  (読み方・ぐるーぷさつき)
会派名の意味 
「皐」という文字の語源には、水辺に開かれた平ら(フラット)な地との意味があり、個々の議員として新しい展開を見ようとする関係性を表しました。

メンバー 3
  海住恒幸 (20034月初当選、当選回数4回、56歳)
  深田 龍 (20137月初当選、当選回数1回、35歳)
  西口真理 (201510月初当選、当選回数1回、56歳)
 

代表 海住恒幸

以下は、3人のメンバーでおこなった意見交換をベースにまとめた会派としての方向性についての海住私案です。

会派を作る目的  議会改革

これまでの経験に、若い力、新しい力をプラスして議会改革を一層進めます。

議会改革とは、市民が議会を見て納得できる状態にある議会にすること。
(審議力、質問力、決め方、見てもらい方、説明力、市民の意見の聴き方等々)
 二元代表型議会の機能の完全化

議会みんなで議論し、議会全体の審議力を高め、市民のための議会づくりにつなげていきたいと考えます。
そんな議会にしていくための原動力として会派を機能させていくことが、会派設立の意義であると考えます。

メンバー個々と会派の関係
・メンバー個々の関係はフラットなものとします。
・メンバー個々が、どの政党にも属さず、市民目線に立った議会活動をしていきます。
・メンバー個々が議員として力を発揮できるよう、会派として研修活動をしていきます。
・メンバーお互いが市政について幅広い情報収集力と調査・分析力を身につけることで、会派としてこれからの市政の展開を見通した政策を議会や市長に提言できるよう努めます。
・議会提出議案に対する賛否の判断は本人の意思に委ねますが、会派として十分に調査・研究、議論に努めます。

会派として
・会派として議案の調査・研究に努め、議会の審議機能の向上に寄与したいと考えます。
・会派として研究テーマを用意し、他会派等の議員にも参加していただける勉強機会を設けたいと考えます。
・市民が地方自治並びに議会に関心や知識を持てるような勉強機会をつくります。
・市長に寄るのでも距離を置くのでもありません。市長がだれであるかではなく、議案の内容で賛否を判断します。
・何が市民の利益にかなうかを基準に、一人ひとりのメンバーが判断できる資質を身につけ、絶えず議員力を向上していけるよう、研修に力を入れます。

議会改革を前へと進めます。
・市民も議員ともに「議会は市民のもの」であるという意識を持てるような議会づくりを目指していきます。
・審議機関としての議会の活動を市民により見えやすくするための研究や提言を行っていきます。
・議決機関としての議会の責任を果たすため、審議過程(審議力の向上・審議過程のわかりやすさ・審議過程の中への市民意見の集約機能)を改革するための研究や提言を行っていきます。
・年中活動する議会づくり

議員報酬や定数について
・議員報酬や定数については、市民や有識者等がその決定に参加できるよう市民に開かれた第三者機関での調査・研究・検討を踏まえて決定できる方向に道を開くものとします。


概ね、上記の事項は、わたし自身、かねてより膨らませていた、これからの議会づくりへの構想を含むもので、松阪市議会はもとより、県内外の議員、市民とも共有したいと考えていました。それらを実行に移す第一歩として、会派設立に踏み切る決意をしました。

わたしは、議員になって以来、会派を不要とする立場をとり、会派には入らないとしてきました。
わたし一人では、それでも構わないし、この12年のあいだに議会基本条例もでき、その検討の過程の段階から無会派の立場でも参加することで議会改革を推し進めてきました。その結果、会派に入らなくても、議員個々の質問時間に差異がないなど、ほとんど不自由のない議員活動ができる状況になってきました。

一方で、その間、従来、弊害ばかり目立った会派という存在も、議会機能を高めるツールとして機能し得る状況となってきました。

また、2年前に深田龍くんが議員になって以来、深田くんからは、つねづね、「会派をつくってもらえませんか」と言われ続けてきました。
わたしも、ことさら、会派に入る無しにこだわることに意味を感じなくなりつつありました。
「作るなら、「政策集団『響(ひびく)』はどうか」と、冗談で逆提案をしたこともありました。
さまざまな市民の方からも、「一人でやるよりも・・・」と言われ続けてもいます。
そんなこともあり、今回は、わたしのほうから、「会派を作ろうか」と話を持ち掛けました。
その提案を待っていてくれたようでした。

会派のネーミングは、深田くんの提案です。

わたしは、議員歴12年と6か月となり、ちよっと数えたら、現在の定例会でちょうど50回の定例会を迎えていました。初当選以来、すべての定例会で一般質問をしていますので、その回数も50回となりました。

まあ、ここまで一人でやってきたのだから、途中で折れたわけではなく、議会活動を進める段階をクルマのギアにたとえるなら、「議会と闘う」ことを宣言した「ロー」(1期)、「セカンド」(2期)の時代から、議会改革検討委員会や議会改革特別委員会の作業部会で朝から晩まで激しい議論を交わした「サード」(3期)までシフトしたそのあと、いっきに「トップ」(4期)ギアにシフトし、その走りを全開させていただいても許される段階に入ったのではないでしょかという思いもあります。

今月5日の議員補欠選挙で当選したばかりの議員もいます。
そこで、「これまでの経験に、若い力、新しい力をプラスして議会改革を一層進めます。」

一人で何も支障のない議会にしてきたつもりではありますが、より大きな責任を果たしていくために、メンバーそれぞれのフラットな関係性をベースにした会派をつくることにしました。
いましなければならない課題を解決し、さらに、「議会を市民のもの」にしていくための必要な手だてを打っていく、そんなグループにしたいと思っています。

http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52229096.html

2015年10月19日月曜日

一般質問、50回連続達成

<松坂市議のブログより>

一般質問、きょうで50回目でした。2003年(平成15年)5月に松阪市議会議員にならせていただいてから、一度も抜けることなく、一般質問のある50回の定例会すべてで一般質問をおこなったということになります。

年に4回しかない一般質問、毎回やって当たり前ですけれども・・・・。

現在の在職議員の中でわたしより回数の多い議員は、わたしより1期か2期早く当選している共産党議員ぐらいか。けれど、一定期間以上在籍(この10月の補選当選者を除くという意味で)して、一度も一般質問を休んだことがない議員はわたし一人だけです。


http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52228934.html