2014年5月22日木曜日

議会懇談会にて

<宮代町議のブログより>

少数精鋭の参加者
あいかわらず、宮代町議会の開催する「議会懇談会」は、少数精鋭(?)の厳しい質問が飛び交う懇談会になりました。報告会など意味ない! との要望もあって≪懇談会≫としたわけだから、それでいいと思います。
懇談会の内容については、私のメモからおいおい会報等でお知らせすることも考えています。その中で今日は、以下のことをお話しましょう。
「議員は日当性にしろ」
ある参加者(この方は、私の近所にお住いで、町議選に出た方)の発言:「私は、ある有力な町議に頼まれて、≪議員の日当性≫の請願をしようと今準備しています。財政が厳しい宮代町。議員がまず襟を正して、報酬を絞り込まなければならない。出た時間だけ給料をもらう、働いた分だけもらうということだ。矢祭町の事例などを調べているんですよ。私に頼んだ議員は、当然請願の紹介議員になるといっている。その時はよろしくお願いしたい」
ご存知のように、福島県矢祭町は、過去のつらい経験から合併を避け、厳しい財政に対応するには、掃除を外部委託せず職員がやる、議員報酬を日当性にする(これで3分の1の費用で済んでいる)、図書館の本は全国から無料で送ってもらう、などの方法で行政を保っているという町です。
発言した方は、宮代町もこれに倣うべきだ、ということです。議員は、黙々とこの発言を聞いていました。(どうぞ請願出してください。委員会で審議します)という雰囲気で、誰がどう思ったかはわからない。
それにしても…ある有力な議員から頼まれて・・・誰のこと?
有力な、というからには親しい議員だろう…。同じ会派のある議員に「頼んだんですか?」と聞いてみた。「杉戸町との合併ができないようじゃ、議員としての仕事をしてない。そんな議員は日当性でいいと思う。」と、心当たりがないでもないような返事。
…(そうなんだ…)。えーっ! 前もって言ってくださいよ、「こういう請願出すから」って。同じ会派なんですけどーぉ。(少し、混乱する私の頭)
宮代町は、合併の住民投票をやって合併を選ばなかった時、議員数削減、政務調査費廃止をやった。さらに、財政厳しき折、合併をなしとげられないような「能なし議員」の歳費を日当にする、ということらしい。
なんだか(みせしめ)のような気がしないでもないが、請願する住民の方も、(請願を出すように頼んで)紹介議員になる議員も、〝覚悟を促すんだ”ということか・・・。
くりかえすが、矢祭町は、過去の合併騒動で村を二分する争いがおき、血の雨が降った経験から、「合併」問題を見送ったという町であります。
宮代町に、そっくり当てはめるには無理があるように感じますが、さて、委員会での審議、本会議の採決ではどんな意思を示すんでしょう、議員は。
ちなみに、会場内では「合併すべき。意識調査を早くしろ」という人もいらしたが、「合併したところで町がよくなったとあまり聞かない。合併効果に疑問を感じる」という人も。両方発言あったこともお伝えする。


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