2014年5月25日日曜日

細い道を行く宮代町議会

<宮代町議のブログより>

団体活動は難しい
 昨日は、私が14年間所属している「地方政治改革ネット」の総会。一番多くのメンバーが在籍していたころと比べると、少し会員が減った。しかし、そういう時は無理をしないでできることをやっていくに限る。
 組織として活動していると、10年くらいで制度疲労してくることがあります。ボランティア団体しかり、政治活動をする市民団体もしかり。活動していく上では仕方ないことだと思います。
 なぜなら、報酬を伴うものなら(仕事だもの、我慢しなきゃ)という判断もできましょうが、活動となると目指すもののために、それぞれ事情を圧して時間を作り、持ち出しの費用で力を合わせるのが原則。意見が合わなかったり、批判されたりに時には苦しむことになる。それが10年くらいの時間の経過で表立ってくると、少し限界を感じたり気持ちが薄らいでくることもあると思います。
 そんなこんなで、私も仲間の脱退などを経験したこともあるし、私自身が離脱した団体もある。
無理をしないで、できることをやる、が無報酬(というより持ち出し資金の)組織活動における(経験則)です。
それでも、他の自治体では、いろいろな政策が進んでいる。「地方政治改革ネット」では、さっそく「ソーラーシステム」構想や、庁舎内の障がい者雇用の仕組みの先進地を見ることにした。
先進地研修は面白い。町単体ではできないようなものもある。しかし、ヒントにはなりそうです。
細い道を行く・・議会
宮代町議会で思うのは、細い道をわざわざとおっているような気がしてならない。昨日も、「地方政治改革ネット」の連中に「うちの議会は、働きが悪いのか、日当制にしろって請願が出るらしいよ」って言ったら、みんな「えーっ!」(吹けば飛ぶよな議会だね)と言われているみたい。(日当制でも仕事してないと思われたら、次は時間給かい?)トホホっ・・。
じゃー、ボランティアに近い状態での議員活動がうまく機能するか・・。むずかしいでしょう。
議員の歳費をもらっているから、地域から、あるいは所属する党から、あるいは自分の活動の連続から、使命を果たそうと、未熟ながらも思っているわけで、これがボランテァに毛が生えたような活動費だったら、どうか・・・。使命を果たすというより、まず和気あいあいと、無理な論議をしないでやっていくようになる。それでないと「やってられない」・・。
そうでない場合、政治という力でもって自分に、または後援者に利益誘導する力だけを発揮することにもなろう。最高意思決定機関の名にもとる。
議会にアドバイスorコントロール?
「議員日当制」をもちだした方(私の近所の方ですが)は、同時に、6月議会に向けて陳情書も出していた。内容は、議会は住民有識者と会議を持ち有識者のアドバイスを受けるように、というもの。
つまり、議会のレベルが低いので、(自分のような)見識の高い住民の知識や策を取り入れてやっていってほしい、というものか。
議会が、住民の言うことに耳を傾けるのは当然だ。しかし、わたしには〈上から目線で議会をコントロールしよう〉ということみたいに感じられる。木の葉のように翻弄されると、それでなくとも細い道をますます細くしてしまうことになる。「身」を縮めるのはまっぴらだ。


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