2016年4月20日水曜日

北海道視察研修会

<江東区議のブログより>

月曜日、火曜日は、議会改革に関する北海道の視察研修会に参加しました。


議会改革のトップランナーである北海道 栗山町議会、芽室町議会を視察し、過去の経緯と現在の議会改革の取り組みについて詳細なお話を伺い、充実した意見交換を行いました。

今回は主催者であるマニフェスト大賞の副実行委員長として出席させて頂き、改革に取り組む両議会の取組を直に伺うとともに、最新の議会改革事例について多くの学びを得ることができました。

先進議会からの学びを 区民意見をより反映できる議会への改革に活かせるよう、区議会の一員としてしっかりと取り組んでいきたいと思います。

1日目:栗山町議会



  マニフェスト大賞実行委員会として、これまで10回開催された大賞の中で最も印象に残った議会として栗山町議会を表彰し、


現在の町議会の議会改革の実践について、10年前、議会基本条例制定当時の橋場元議長、中尾事務局長からお話を伺いました。

栗山町は、北海道の中央部、夕張市に接している人口12,519名の町で、議員は13人、事務局職員は3名体制で議会改革にまい進しています。

 マニフェスト大賞は、第1345回の4回受賞しており、


10回のマニフェスト大賞において、「これまで最も印象に残った議会」に選出されています。

栗山町議会は、10年前の平成18年全国初の議会基本条例を制定。

住民の声をしっかりと聴き、町政に反映させるための議会報告会、議会への町民参加の機会を設け、住民意見を町政に反映させるための一般会議などを条例に定め、10年間実行し続け、成果を出しています。

  議員活動をしている中で、「住民意見を政策に反映させる」ことの重要性を感じていますが、議会として報告会や一般会議などをしっかりと開催し、住民と対話することは、原点です。江東区でも、議会改革については、「議会のあり方検討会」が設置され、議会基本条例の制定については検討事項となっておりますので、先進事例の視察が大変参考になりました。

2日目:芽室町議会


芽室町は、帯広市に隣接し、スイートコーンの生産日本一を誇る農業王国。

芽室町議会は、第7回、9回のマニフェスト大賞を受賞。

「住民に開かれ、わかりやすく、活動する議会」をスローガンに掲げ、議会運営全体の改革を進めており、2014年の全国の地方議会の改革度ランキングでも1位となるなど、全国的にも注目を集めている議会です。 議会基本条例の制定をはじめとする通年議会の開催、議会だよりの毎月発行やFacebook、ラインなどのSNS導入、議会報告と町民の意見交換会の改革、議員研修計画の策定実施、議会サポーターと議会モニターの設置、など様々な議会改革に取組み、日々進化を続けています。

 実にたくさんの改革に日々取り組んでいる芽室町議会ですが、16名の町議会議員、3名の事務局職員が高い志を持ち、住民福祉の向上のため、情報公開や住民参加に取り組んでいる様子が、概要説明や質疑応答のなかでも強く感じられ、本当に素晴らしかったです。

議会基本条例を制定することによって、今回紹介した様々な取組をしっかりと実現することを町民に対して約束し、計画、実行、評価のサイクルを回していくことの大切さを実感しました。

☆☆☆

 全国の議会、規模や自治体の抱える状況はまちまちですが、先進から学び、全国各地の議員と議会改革度の進捗状況や、それぞれの自治体の特徴ある取組について学び合う、ということも視察研修会の良いところです。


みなさま、ありがとうございました。
http://www.suzukiayako.com/archives/52274988.html

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