2016年4月18日月曜日

誰のための議会改革なのか

<三鷹市議のfacebookより>
 
【各論1 誰のための議会改革なのか】
 
今日、各派代表者会議があり、報告を受けるため会派控え室で待機していました。これは議会の様々な取り決めをするところです。議会運営委員会と異なり、明確な根拠規定はないのですが、実質的な意思決定機関とすら言えます。残念ながら三鷹市議会の場合、非公開となっています。
三鷹市議会では議会改革検討委員会が設置される予定ですが、特別委員会ではなく、議長の諮問機関という位置付けという予定になっています。諮問する内容をどうするかを、今日の代表者会議で話し合いがあったというわけです。
三鷹市議会の場合、代表者会議に参加できるのは交渉会派でなければなりません。要件は3人以上となっています。私は1人会派ですので、参加不可能です。従って、会議終了後、議会事務局から報告を受けるのみとなります。
実は、先に書いた諮問内容につき、諸派も含む全会派から諮問してほしい内容につき書面を提出していました。その個別の内容の話し合いだったわけです。私は、ただ1点、議会報告会の実施と書きました。
結果としては、議会報告会の実施は、諮問事項に該当しないということになりました。つまり、議会改革検討委員会は、議会報告会の実施はノータッチということになります。
では、どんな事項が諮問内容として決まったのか?
様々なものがありますが、特徴的なのは会派間の利害関係に関するものがあったことです。大会派にふさわしい質問時間の確保とか、そう言った類です。中には、政務活動費につき、個人レベルの議会報告に使えるようにというのもありました。
これらから考えなければならないことがあります。
誰のための議会改革なのでしょうか?
議会改革とは、有権者のためにこそ存在するというのが私の考えです。議会報告会の実施は、ここからは当然の結論となります。
質問時間などはどうでしょうか。これは会派間の問題であり、直接的に有権者のためとはなかなか言いにくいですね。
つまり、議会改革という言葉で、特定会派に有利に進めようとか、お金の使い勝手をよくしようという動きがあるのです。本末転倒という批判は簡単ですが、私は、誰のための議会改革なのか?の共通認識がないことが一番の問題であると考えています。
この共通認識ができないことには、結局は何も進まないでしょう。漠然としていますが、改めて考えてみたいテーマですね。
誰のための議会改革なのでしょうか?
市民のためでしょうか?議員のためでしょうか?
 

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