2017年9月17日日曜日

市教委になにが起こっているの? 14日から一般質問

<所沢市民のブログより>

所沢市議会、9月議会の一般質問通告書を見ると教育委員会と学校関係が目立つ。議会開会日の委員長報告でも教育長の行動・対応に関する報告は長かった。何があったのか、議員諸氏の市政に対する問題意識はどこにあるのか。一般質問を傍聴に行きましょう。

ネットの一般質問通告書では教育委員会の内部統制に関わるものが多く、西沢・赤川・桑畠の三氏が取り上げる。部分的に紹介すると、

教育委員会の内部統制

西沢議員 14日・木)

市内小中学校で発生した3件の重大事象について

事態の経緯について

教育委員会のかかわり

事態を未然に防ぎ被害を最小限に抑える方策

赤川議員 15日・金)

内部統制体制の現状について

教育長の危機管理について

桑畠議員 22日・金)

教育長職務代理の規定の解釈は

臨時校長会の開催のプロセスについて

保護者からの連絡要請への対応体制について

点検評価報告書への対応は

教育委員会こそ内部統制の指針を制定するべきではないのか

学校関係の項目を続けると

赤川議員 15日・金)

教育環境の整備

エアコン設置の基本方針について

入間市、川越市、越谷市の実践

事務事業に関する点検評価報告書について

秋田議員 14日・木)

小中学校の校庭の芝生化について

児童生徒数の推移と学区のあり方について

島田議員 15日・金)

小中学校にエアコンを

・保健室来室者の内訳について

・暑さが原因と思われる体調不良で早退する児童生徒について

・救急搬送された児童について

・教員の労働環境として問題はないか

・所沢市教育委員会の事務事業に関する点検評価報告書について

学校給食について

矢作議員 14日・金)

自校方式とセンター方式の今後は

給食無償化で子育て支援

末吉議員 15日・金)

給食費徴収業務を市に移管すべきでは

将来的に給食費の無償化を

ほかに目をひく項目として、日大芸術学部の撤退がある。

日大芸術学部の撤退について

城下議員 21日・木)

日大芸術学部移転による課題と中富南部土地区画整理事業での合意書はどのように遵守されるか

石本議員 21日・木)

全体の学生数および市内在住の学生数の状況

日大芸術学部が開校された経緯

これまでの市とのやりとりの経緯

移転の影響

跡地利用について

「経済財政運営と改革の基本方針2017」を受けて

インバウンド戦略も目をひくひとつ。

谷口議員 14日・木)

インバウンド(訪日外国人旅行者)を含む観光戦略について

1)市内大学の外国人留学生と連携した(何が当たるか分からない) 外国人目線での観光資発掘と情報発信の取り組み

2)狭山丘陵を囲む自治体と組む、東京圏での『狭山丘陵ロングトレイル(歩く旅)』構想

村上議員 22日・金)

インバウンド戦略

市内観光資源の可能性

インバウンド戦略を重点政策に

小手指市民ギャラリーの来年3月閉館について、末吉・石原・中村の三氏がただす。

ほかに総合計画や公共施設管理計画、保育、国保の県単位化、危機管理など重いものも取り上げられる。9月議会は質問権を持つ市議30人のうち29人が質問に立つ。充実した質問と答弁を期待したい。

913日 記:さかぐち
https://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/43316125.html

2017年9月16日土曜日

政務活動費を問う 埼玉県議会の透明性ワースト

<朝日新聞より>

◇全国オンブズ調査

 全国市民オンブズマン連絡会議名古屋市)による今年度の「政務活動費 情報公開度ランキング」で、埼玉が全国47都道府県議会の中で最下位になった。県議会の支出の透明性の欠如が、全国的な比較の中で明らかにされた格好だ。

◇ネット公開せず・帳簿提出義務なし

 政活費を巡ってはログイン前の続き、不正受給を認めた元自民党県議が7月に辞職。先月は別の県議の使途について、裁判所が「不適切な支出」を認める判決を出した。領収書のインターネット上での公開など議会に自浄作用を求める声が高まりそうだ。

 ランキングは6月1日時点の状況を全都道府県、20指定市、48中核市の計115議会にアンケートした。「住民が情報にアクセスしやすいか」を重視し、領収書などのネット公開の有無、支払先の個人名の公開の有無、マニュアル作成の有無など12項目を100点満点で評価した。

 県議会は計11点で最下位。全国平均は39.8点。すべての資料がネットで公開されておらず、会計帳簿の提出や活動報告書の作成が義務づけられていないことで「ゼロ」が並んだ。領収書の閲覧に、情報公開請求が必要な県が埼玉と神奈川だけだった点も最下位の一因になった。

 一方、上位には「号泣県議」で注目された兵庫や不正受給が相次いだ富山など、不祥事の発覚で改善を迫られた議会が並んだ。

 オンブズは「議会内での議論は『どこまで情報を公開しなくてもいいのか』という後ろ向きの視点でなされ、『公開しなくてもいい部分』や『制度の裏』で不正が繰り返される」と指摘。その上で「こうした悪循環は、埼玉県議会で政活費の不正が取り沙汰されていることからも裏付けられる」と批判している。

 20指定市でさいたま市は22点で14位。48中核市では川越市が20点で42位、越谷市は7点で最下位だった。

http://digital.asahi.com/articles/CMTW1709121100001.html?rm=149

2017年9月15日金曜日

議会が市長任期を決めるべきか

<武蔵野市議のブログより>

市長の多選自粛を市長自らではなく、議会から求めるべきだろうか?

  
 武蔵野市議会は、市長任期を3期12年までにする「武蔵野市長の在任期間に関する条例」(案)を審議、9月7日の本会議で賛成少数により否決した。

 条例案は、会派、むさしの志民会議に所属する3人の議員から提案されたもの。武蔵野市議会の定数は26名のため、3人以上で議案提案権はある。

 条例案は下記をご参照いただきたいが、審議のポイントは、自粛は努力義務とはいえ、なぜ3期12年なのか? なぜ市長が自らではなく議会が任期を定めるのか。多選の具体的な弊害は何かだった。

 
 審議では提出した議員にこのような質問が投げかけられたが(議員提案なので答弁は議員が行う)、疑問を解消できる明確な答弁はなかった。そればかりか、「四選でもいい」といった答弁や「現職は新人と比べ知名度があり当選しやすい。選挙で勝ったからそれは民意があるとは一概に考えられない」といった選挙制度の正当性を否定しているかのような答弁もあった。
 
 多選を禁止する条例は、これまでにも他の自治体ではあるが、日本国憲法で保障されている職業選択の自由を奪うことや基本的人権の保障とならないなど問題点がある。そのため、市長や知事など首長が自らの任期に限った条例で、それも努力義務として提案することがほとんどだ。議員が議員の任期を限定する条例ならまだ分からないでもないが、首長の任期を議員が決める例は聞いたことがない。というより、提案すべきではないだろう。

 
 結局、条例を制定する明確な理屈はなく、意義もないような状態で、提案した3人以外のすべての会派の賛成はなく、否決となった。

 議員提案による条例は、政策を議会がつくることにつながり、私は必要であり、もっと活発にするべきだと考えている。
 しかし、提出だけが目的化しては、議会そのものが何かとなってしまう。必要なら議会内で熟議をする。そのためには、具体的な課題を示さないと議論ができないからだ。

 また、この条例案が提出されたのは邑上市長が勇退を公表する前だ。四選目に挑むと考えて何らかしらの対抗手段と考えての提案であれば、政治的なゲームに利用したのかとも思えてしまう。条例は、市の法律でもある。安易に考えてはならない。


  
武蔵野市長の在任期間に関する条例(案)

(目的)
第1条 この条例は、時代の変化が激しくなる中、幅広い権限が集中する長の地位に1人の者が長期にわたり就くことにより生じるおそれのある弊害を防止するため、武蔵野市長(以下「市長」という。)の在任期間について定め、もって清新で活力に満ちた市政運営を確保し、その硬直化を防ぐことを目的とする。

(在任期間)
第2条 市長の職にある者は、その職に連続して3任期(地方自治法(昭和22年法律第67号)第140条第1項の規定による任期を1任期として算定する。)を超えて在任することのないよう努めるものとする。この場合において、各任期における在任期間が4年に満たない場合は、これを1任期とみなす。

2 市長の職の退職を申し出た者が、当該退職の申立てがあったことにより告示された当該市長の選挙において当選人となり引き続き市長の職に就くこととなる場合においては、当該退職の申立てに係る選挙の直前及び直後の任期を併せて1任期とみなして前項の規定を適用する。

付則
この条例は、公布の日から施行する。

(提案理由)
幅広い権限が集中する長の地位に1人の者が長期にわたり就くことにより生じるおそれのある弊害を防止するため、制定するものである。


http://blog.livedoor.jp/go_wild/archives/52500948.html

2017年9月14日木曜日

議会基本条例まとまる 採決日に上程へ 名張市議会

<伊賀タウン情報ユー>

名張市議会(定数20人)が制定に向けて議論を重ねていた「市議会基本条例(案)」がこのほどまとまり、9月7日の全員協議会で内容を説明した。13日の議会運営委員会で承諾後、9月定例会採決日の22日、議員提出議案として上程する。 
 基本条例は議会の基本理念と基本方針を定めるもの。2016年10月の同市議会役員改選の際、現議長の細矢一宏議員が公約に掲げていた。議長当選後、制定について議運委で話し合い、17年3月から議運委の下部組織として「議会基本条例検討委員会」を立ち上げ、8月までの計9回、内容を協議。先進地の山口県下関市、福岡県古賀市、大分市の3市の視察や、近畿大学法学部の辻陽教授を招いて助言を受けながらまとめた。

 条例案の前文では今後もさらなる議会機能の強化を図っていく必要があるとして、「地方分権時代にふさわしい議会としての基本理念および基本方針を定めるとともに、市民福祉の向上のため、全力で市民の負託にこたえていくことを決意し、この条例を制定する」とうたった。

 内容は、市民や行政との議会の関係や、委員会活動、政務活動費、議員の政治倫理などについて定めた10章で構成。議会報告会や個別の改革内容など具体的な内容は盛り込まずに基本事項をまとめ、各要綱やマニュアルにつながる形で規則化を図った。

 また、議会改革の推進と題した項目では、「議会改革に不断に取り組むための体制強化に努めなければならない」とする文言を盛り込んだ。今後、議会改革の協議を進める常設の委員会や部会を設ける方針。

 細矢一宏議長は取材に対し「基本条例の制定は大変ありがたい。条例制定に向けて議員それぞれがどうあるべきか立ち戻って話し合いができた意味は大きい。市民にとっても、市議会がどんな枠組みでできているか知ることができ、今後の選挙の際にもわかりやすくなった」と振り返った。

http://www.iga-younet.co.jp/news1/2017/09/post-847.html

2017年9月13日水曜日

9月市議会が始まる

<所沢市民のブログより>

今日(7日)から、9月市議会が始まりました。雨模様なので、自転車を図書館に入れたので、少し遅れていきました。開会後3分くらいで、市長の提案理由の説明が始まる直前でした。既にサークル仲間が二人来ていました。発言や拍手ができない傍聴席ですが、仲間がいると心強いものです。他にも、傍聴者が3人位来られていました。

 議案の件数は35件と多いですが、そのうち指定管理者に関する議案が23件もあります。残りは、予算補正の議案4件、条例改正の議案4件、市道関係の議案4件です。予算補正は、一般会計161百万円、国保特別会計1,334百万円、介護特別会計921百万円、後期高齢者特別会計14百万円です。来年から始まる市民文化センター改修事業について、債務負担行為の補正7,831百万円が記載されています。

 条例改正議案は、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等の一部改正(平成30年度保育料徴収基準表の変更)と、児童クラブ条例の一部改正と、介護保険条例の一部改正と、包括支援事業実施基準の一部改正の4件です。

 市長の15分間の説明のあと、担当部長による議案説明が1時間15分くらいありました。説明は丁寧で聞きやすかったのですが、説明を聞きながら机のない傍聴席で借りた議案書や議案資料をその都度めくるのはなかなか熟練の技が必要です。その上、聞いた内容をメモするわけですから。初めて聞かれる方はとりあえず聞くことに集中して、資料はあとで気になったところを見る程度がいいのかもしれません。私も1年目の新米傍聴者なので、試行錯誤の連続です。

 議案説明のあと、常任委員長報告がありました。粕谷総務経済委員長は八王子市の交通計画などの視察を報告し、入沢建設環境委員長は川越市の開発計画の視察を報告し、中村地方創生特別委員長はクールジャパンフォレスト構想の分担など中間報告を行いました。

 また、特定事件について、植竹健康福祉委員長は在宅介護・医療連携などを報告し、島田市民文教委員長は「いじめ対応」の閉会中審査を報告しました。島田委員長報告は、所沢市教育行政において、最近も3件の新聞掲載事件が発生していることで、詳細にわたる情熱がこもった報告であった。閉会は1215分過ぎとなったが、熱心な市議会を傍聴して、今日も来てよかったと思った。

97日記:いしどう

https://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/43309817.html

2017年9月12日火曜日

傍聴者に「とまチョップポイント」をプレゼント

<月刊ガバナンス9月号より>

北海道苫小牧市議会は、6月定例会から傍聴者に市内で使える「とまチョップポイント」をプレゼントしている。

同ポイントは、市内の「とまチョップポイント加盟店」で買い物をした際には100円で1ポイント貯まるほか、市の事業やイベントに参加したり、公共施設を利用することでもポイントが貯まり、1ポイント=1円で市内加盟店で利用できる。

傍聴者に付与されるポイントは1回50ポイントとした。
 
http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/gikai/bocho/point.html

 

2017年9月11日月曜日

第70代川口市議会議長に就任しました。。。

<川口市議のブログより>

久しぶりの投稿です。
 
川口市議会9月定例会開会日に議長選挙が行われ、多くの議員からご推挙いただき「第70代川口市議会議長」に就任しました。
 
以下、壇上で述べた就任挨拶です。
 
~議長就任挨拶~
 
ただ今、大勢の議員の皆様方にご推挙を賜り、川口市議会議長に当選をさせていただきました。誠に、ありがとうございます。
今、この壇上に立ち、改めてその職責の重さに身の引き締まる思いでございます。
昭和8年6月1日に、永瀬寅吉先生が、初代議長に就任して以来、84年の時を経て、第70代という区切りの時期に議長を務めさせていただくこととなりました。
この84年という長い歴史の中で培われた川口市議会の良き伝統をしっかりと継承しつつ、時代の変化や、多様化する市民ニーズに着実に応えていくため、職務に全力を尽くして参る所存でございます。
 さて、「中核市への移行」をはじめ「新市立高校の開校」「赤山歴史自然公園イイナパーク川口の一部開園」「火葬施設めぐりの森の開設」「新庁舎建設」など、来年度は本市にとって重要な事業が控えております。本年度もその準備段階として大切な年であり、まさに川口が大きく変わろうとしている節目の時であります。
 そのようななか、二元代表制の一翼を担う議会として、行政に対するチェック機能の更なる向上、及び、市民の福祉増進のため、また、市民の生命、財産を守るため、本市の地域特性を踏まえた政策提言や議会改革、議会としての危機管理の充実・向上に皆様と共に取り組んで参りたいと存じます。
さらに、地方自治法をはじめ川口市議会会議規則等に照らし合わせ、法令順守を基に総合的判断のもと進めて参る所存です。
今後とも、皆様方のご指導、ご支援を賜りながら、
また、私と同期当選された川口市議会の「ミスター・ジェントルマン」幡野副議長と連携を密に図り、議長の職を務めさせていただきたいと存じます。
ご協力のほどを心からお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
~以上~
 



https://ameblo.jp/wakayamasami/entry-12308133765.html