2015年12月29日火曜日

お粗末と言っても良いのではないか?


<船橋市議のブログより>

1129日のブログで書きました追加議案ですが、なんだかなあ~でした。

追加議案

 まず、議会に議案を出すということがこうも安易なのかと驚きました。地方自治体の法律とも言える「条例」を制定改廃するという行為が、これ~?って感じでした。

 条例の制定改廃は、担当課、担当者が自主的に船橋オリジナルなど作れるあるいは提案できる環境があるかというと、「全くねえ~な、こりゃ」って感じです。

 他動的という感じですかね?(笑)。

 国の法令等の改正によって、もともとある条例の改廃をしなければならない。

 国の法令等の改正によって、新たに制定しなければならない。

 何かを行うにあたって、法令の関係で制定しなければならない。

 ようなものが多数であるがゆえに、その流れでしか議会に提出する仕組みが確立されていないのです。

 このことによって、私は「唖然」「呆然」「愕然」としました。

 でも初めに申し上げておきましょう。総務課の課内室として、法務室を設置しました。しかも笑っちゃうことに、違うフロアに。精鋭を集めて、課内室と言いながら、違うフロアというのが、いかにも船橋市役所らしいっていえば船橋市役所らしいのですが、法令解釈をはじめとする庁内の法規部門の専門性の強化の必要性と、問題意識はきちんと持っているということです。

 そこは良いのだが、船橋市の人事は、「よしっ!あとは任せたぞ。任せたからには、俺が積極的に後押しするから、思い切りやれっ!」みたいなところがないよなあ~って思います。思いません?思いませんか?あなた。(笑)。

 どちらかというと、人事で環境整えたんだから、あとはうまくやれよ。みたいに放置。人事の怨念や嫉妬は実は実は、厳しいもので、その羨望や嫉妬で、逆に「やってみろよ」「お手並み拝見だな」ってな対応で、小賢しく対応されて、仕事がうまく進まなくなる。

 それが船橋市役所職員の「性質」で、よくないところですね。

 それってどういうことかというと、完全に市民無視の市民不在の行政運営ということになるのです。

 自分たちが人である前に公務員であるということの自覚に欠けているのです。

 ともすれば公務員である前に自分たちは人として素直に生きたいんです。なんて声が聞こえそうです。

 またまたいつものように脱線しました。

 さて何を申し上げたいか?

 実は、平成245年にかけて地方自治法の改正で、様々な議論の結果、特に議会に関係するところが大きく転換しました。それまでにも、ここ数年、議会に関する部分が議論、改正されてきているのですが、これらによって、議会の責任が非常に大きくなりました。

 まさに条例の制定改廃などから始まって、議会の機能強化がなされ、さらには、その権限も重いものになってきているのです。

 従って、議会には丁寧に議案を出していただかなくてはなりませんし、受ける側の我々議会側も、真摯に丁寧に取り扱わなければなりません。ですから、議案の審議時間の確保が非常に肝要になってきます。

 それなのに、まだまだ船橋市議会の中には、その意識を持てず、いかに仕事をしないで、高い報酬を楽して手に入れようかと腐心する議員がいます。恥ずかしい限りです。

 国は、「あんたたちに権限を委譲しているんだから、責任を持って行政運営に関与していきなさいよ。」ということです。

 どういうことか?

 もっと言うと、最近の安倍政権の動きからすると、まち・ひと・しごと創生や一億総活躍などで、「地方」はそれぞれにそれぞれの「事情」があるんだから、金太郎飴式の国の関与は基本的にしないよ。あんたたちが地域の実情にあった、施策を考えて、国に対して「どうよ?」って聞いてみてよ。それで支援できる理屈だったら、支援しますよ。法の不備がどこにあるか申し出てよ。法の不自由さが何かを言ってみてよ。って話でしょう。

 だからこそ、国からのお仕着せではなく、議会が執行機関と十分に議論をして、より良い結論を出してくださいよ。というのが、今の国姿勢だと思うのです。それははっきりしてきました。

 だからこそ、議会が議会としての機能を十分に発揮しなければなりません。日本全国敏感にそのことに反応し、議会の改革がここ数年でどこも進んでいます。しかし、残念なことに私が感じる船橋市議会は進捗が非常に遅いですね。

 私が議会運営委員長の時に、様々な委員会でお伺いした自治体議会の多くが、当時はどんぐりの背比べ程度の議会改革だったのですが、ここに来て、議会運営委員会の視察先などをチェックしてみると、もう雲泥の差。どこもかしこもかなり進んでいます。

 完全に遅れているなという感じは否めません。

 私が議長の際に、もう少し指導力を発揮し、議会運営に口を出しておけばよかったなと反省をしております。

 そのような背景の中で、「議案を提出する」をいかに考えていくかがポイントにもなるなと考え始めました。

 このことを少し、何回かに分けてブログを書いてみたいと思います。

http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12109288846.html

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