2016年2月25日木曜日

まもなく1年

<八潮市議のブログより>

2月29日から、平成28年度の予算を審議する議会が始まる予定です。

 今日は議会前の定例の議運が開かれ、会期や議案審議の負託先などが決められ、議案も渡されます。議運では、議会改革も議題に上がっています。

 議会改革について検討を始めてからまもなく1年になります。今まで検討してきた項目の大半が「現状通り」で、何のために検討する場を設けたのか改革する気はあるのかと、気が滅入ります。

 しかし、もうイライラするのはやめました。ストレスを溜めたところで議会改革が進むわけでなく、自分の体に負担がかかるばかりで、何も良いことはないからです。

 そもそも、「議会改革がなぜ必要か」、「何が議会改革か」について理解していない方々に、望ましい議会の在り方など議論できるはずがない。そう思い始めたら、何だかイライラすることさえ馬鹿らしくなったのです。

 とは言え、議会改革を決して諦めたわけではありません。今まで通り少しずつ自分のできる範囲でやっていくことにしました。要は、過剰な期待をしていたのかもしれません。

 話は変わりますが、昨年の3月議会の最中に、右胸の癌が見つかってから、まもなく1年です。この間、検査、検査、そして手術、放射線治療と続き、放射線治療後も免疫力の低下が原因なのか、帯状疱疹にもかかり、医者通いが続きました。まだ、経過観察中なので、引き続き医者通いは続き、今月24日には3か月ぶりの検診が控えています。検診の間隔がだんだん長くなり、目安の5年の到来を心待ちにしながら、日々を過ごしていこうと思っています。

 ところで、癌を公表した時に、ある方から「現職の議員が癌を公表することは、よほどの決心の上のことでしょう?」というメールをいただきました。確かに、世の中にはいろいろな方がいらっしゃるから、公表するかどうか悩んだことは事実です。手術のための入院も、今は5日間くらいで退院できてしまうから、ちょっと旅行中とか隠そうと思えばいくらでもできます。

 実際、私が癌を公表した時に、議員仲間から沢山のメールや手紙をいただきました。その中には、「実は私も癌経験者」というのがかなりあって、その時の経験を踏まえたアドバイスも沢山いただきました。公表しなかったらいただけなかった貴重なアドバイスでした。

 迷った挙句、私は公表しました。癌は今や2人に1人の時代、誰が癌になっても不思議ではないし癌になっても絶対治る、治ってみせるという気持ちもあった反面、万が一不測の事態が起きた際、議会を休まなければならないかもしれない。そんな時に、実際よりも重体のような噂が意図的に流されることもありうるから、むしろ公表して実態を報告しておいたほうが良いかもと思ったからです。

 時々、ブログで病気のことを報告してきたのも、同趣旨でもあったのですが、途中から癌の告知を受けた時、ネットで情報を探した私のように、何か手がかりを探す人のために、少しでも役に立ちたいという思いもありました。実際、ブログを読んだ方から、連絡をもらったこともありました。

 過ぎてしまえばあっという間の1年ですが、私にとっては、長くも短くも思えた忘れられない1年でした。

 今夜は、久しぶりに妹と夕食を一緒にと、待ち合わせをしています。
http://diary.e-yazawa.her.jp/?eid=877178

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