環境福祉委員会視察 031
クルマに乗ると、ラジオを聞く。NHKが多い。
聞いているとき、国会中継だと聴き入ってしまう。
ただ残念なのは、おもしろいところでも、目的地に着いたら、クルマから降りなければならないこと。

28日のこと。参議院本会議の代表質問だった。
総理の施政方針演説について質問をしているらしい。

クルマを降りて、ちょっとして乗ると、質問する党派や議員が別の人に交代している。
「もう、終わったの?」
こんなに短いのかなあ、と不思議に思った。
で、続きを聴いていると 答弁に対する再質問がないことに気づいた。
質問で言い放し。総理のほうも、好きなように答弁をして、はい、終了。
そんな答弁をもらって終わっちゃうの?
あんな答弁なら、もうちょっと言いたくなるだろう、にと思う。

でも、そこまで。えっ? 割り当て時間が少ないのだろうか、なぜ議論しないのだろう。突っ込んだ再質問もないまま、なぜ、こうして次から次へと党派も議員も交代していくの?

で、これはちょっとどういう仕組みなのだろうと知りたくなり、参議院に問い合わせてみた。

参議院の広報担当の方が、とても丁寧に教えてくれた。

28日は、総理の施政方針演説に対する質問で、事前に議院運営委員会で各党・各会派の質問時間を割り振ったところ、公明30分(山口那津男氏)、共産20分(山下芳生氏)、民主15分(小川勝也氏)、自民15分(高階恵美子氏)、民主15分(林久美子氏)、自民15分(渡辺猛之氏)、維新10分(寺田典城氏)、おおさか維新10分(片山虎之助氏)ということだった(持ち時間に答弁は含まない)。

再質問もできるが、有無は事前の議院運営委員会で決めるということで、各党会派とも再質問はしないということになったそうだ。

なるほど。

この日の質問はあくまでも施政方針演説に対するもので、新年度予算案については予算委員会でおこなうとのこと。
本会議ではやらないのだ。
それはそれで悪くはない仕組みだが、お互い主張し放しで終わる質疑というのは聴いていてどうもストレスがたまる。

その答弁をもとに予算委員会のほうで詰めの議論を行っていくのかもしれないが、再質問がないということに対し、「えっ?これだけ?」という違和感は禁じえない。

衆議院のほうでも何度も聴いたような同じような答弁だ。
政策集のパンフレットを読んでいるような内容。
質問のほうも、あんまり・・・・。

衆議院と参議院の違いは?

松阪市議会でも、もうじき、新年度予算を審議する2月定例会が始まる。
市長の所信表明(総理の施政方針演説のようなもの)もある。
わたしたちの議会は、本会議で市長の所信及び予算案を一括して質疑の対象としますが、もしかしたら参議院のように、本会議では市長の所信について質疑し、予算案は委員会のほうで扱うというのも一つの方法かもしれないなと思いました。
 
http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52248530.html