2018年6月28日木曜日

市民文教常任委員会に傍聴して

<所沢市民のブログより>

                                品川 昭

請願の経緯と請願趣旨

〇6月14日(木曜)に開催された、市民文教常任委員会(委員長島田一隆議員)において「市内公立小中学校の普通教室に『エアコン設置』を求める請願」の審査が行われました。

〇この請願は所沢市の教育環境を考える会が中心となって、今年2月から5月末までの4か月にわたって市内の様々な団体、個人にエアコン設置請願のよびかけ、最終4913票の署名を集めたものです。

〇請願の趣旨は1月の市主催の賀詞交歓会の席上で市長がエアコン設置の意向を示し、30年度予算にエアコン設置のための調査費が計上されることを踏まえ、周辺の都市のほとんどの小中学校でエアコンが設置されていること、熱中症で搬送される事態が発生するなど学習環境としては限界に達している状況の中で、この際、市内小中学校の全普通教室に一斉にエアコンが設置されることを求めて、6月定例議会に請願書を提出したものです。


常任委員会の審議内容

〇委員と市当局(教育委員会)との間の質疑応答で以下の点が明らかになりました。

・調査を委託した会社は「㈱建設技術研究所」(建設コンサルタントの老舗で中堅)に決定

・契約内容はマチごとエコタウン構想プラス各学校のハード面を加味した仕様書の作成

・調査の期限は31年3月29日まで  ・調査費用は予算どおり330万円

・現時点ではリースかPFIか、金額も不明、・国の補助金申請のタイミングは6月に事業計画書を作成する必要がある。(従って来年実施の際には事実上国の補助金は受けられない。)

〇続いて委員長が意見を求めましたがどなたからもなく、請願は全会一致で採択されました。

〇本議案は6月議会最終日7月3日(火)10時開催の本会議で採択される予定とのこと。

〇本議案の審議時間は10分~15分程度でした。

何やらおかしいぞ

 請願者の一人であり、この審査の審議を傍聴した市民として、まずは全会一致で本請願を採択していただいたことには感謝いたします。が、私たちの請願に対して、議会サイドからの意見発言がなく、どういう意向、考え、趣旨で常任委員会が「了」としたのか、わかりませんでした。
  私たちは市や教育委員会に請願したわけではなく、議会に請願したのです。2元代表制の一角である議会は市民の要求に基づいて条例を作ったり、予算を付けたり、計画をつくったりする権限があるわけです。だから、請願内容に基づいてエアコン設置を実現するために、議会として何をすべきか、常任委員の一人一人が意見を出し合い、ある程度の具体的な方針くらいはつくり、行政につきつけるくらいの迫力ある「政策提言」はできないのでしょうか。本会議で採択されたら、議会サイド自らがエアコン設置実現に動くくらいできないものだろうか。小中学校のエアコン問題が起きてから6年経っています。行政任せにせず、いまこそ議会の真価を発揮し、市民に示していくようになること望んでいます。(所沢市の教育環境を考える会)

https://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/43617030.html

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