2018年7月24日火曜日

反問権は逆質問や反論も 白老町議会運営委、議会改革で議論

<苫小牧民報より>

白老町議会は13日、議会運営委員会を開き、議会改革第1弾のテーマとなっていた代表質問の在り方と反問権の取り扱いを決めた。反問権は新たに定める要綱で質問の趣旨確認のほか、逆質問や反論も対象とすることを明記。代表質問は、その内容を「町長の政治姿勢や町政執行方針など」と明文化し、従来の一括質問から大項目ごとの分割質問へ変更することが決まった。

 この日は、議会改革第1弾として議論を進めてきた代表質問と反問権を議論。自治基本条例や会議規則で定めていた反問権は、より具体的に運用していくため新たに要綱を制定する。要綱には、反問権の対象として(1)趣旨または内容の確認(2)背景または根拠の確認(3)代替案提示の要求(4)逆質問(5)反論する場合―の5項目を明記。反問時間は質問時間に含めないことも盛り込んだ。

 代表質問は議会運営基準の一部改正で、「会派検討を行い、町政全般、町長の政治姿勢及び町政執行方針等について議長の許可を得て質問することができる」と新たに明記。これまでの一括質疑を大項目ごとの分割質疑に変更し、回数は3回までとした。時間制限は各会派の意見が一致しなかったため、時間の明記は見送った。

 一般質問の範囲についてはこれまでの申し合わせを明文化。「常任委員会の所管事務調査中および特別委員会の審議中の内容は質問しないこと」とした。

 今回取り決めた議会改革については23日に町側に申し入れる予定だ。

 合わせて議会改革の議論の中で意見の上がっていた出産や育児休暇による欠席の取り扱いも協議。議会規則の「身分、社会保障の充実」の項目に新たに「出産のため出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ議長に欠席届を提出することができる」との文言を追加して対応することにした。

 このほかの協議では、定例会7月会議の23日開催を決定。町から2018年度一般会計補正予算案と専決処分3件が提案される。

 また、議会中継システムにおいて、現在活用している無料配信サービス「ユーストリーム」の変更も協議。「ユーストリーム」は広告再生により議会中継がたびたび中断されることから、8月から広告再生のない「ユーチューブライブ」に移行することが決まった。


https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14245/

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