2018年11月4日日曜日

審議する議会にしていくための努力の必要性

<松坂市議のブログより>

松阪市議会名物の、長い9月定例会が、10月22日、閉会しました。9月4日の開会以来、49日間の会期でした。わたし的にはその間も、委員長職を務めさせていただいている百条委員会を7回(ワーキングと呼んでいる準備会を含む)開催しており、後半からは来月開催の議会報告会報告書作成も重なってきて、16年目に入る議員生活の中で最も多忙な会期となりました。

現在の松阪市議会は、年4回の定例会を開催する会期制をとっておりますが、わたしは、会期を無くし、年中いつでも開催されている状態の議会(定例日制)こそ望ましい形であると考えていることから、この2か月間の状態が本来あるべきカタチであるかと思っています。

ただ、そんな中、困るのは、同じ日に異なるテーマの会議がいくつも入ってしまうことです。
定例会最終日の22日も、本会議終了後、常任委員会の環境福祉委員会の委員会協議会という会議で所管の部局、課より、5つ、6つの報告事項があり、それぞれ簡単な質問をしています。事前に協議資料は配布されているとはいえ、本会議と同じ日程であるので、本会議の準備で、委員会協議会まで手が回らないのが実情です。
さらにもう一つ、議会報告会の資料作成者会議(広報広聴委員会+)が入っていました。

これらの会議の日程をばらしていただけると、一つひとつの会議に向け、丹念に準備ができます。
また、重なった会議によって、会議ごとのぶ厚いファイルをどっさり運ばなければならず、両手では不足します。

忙しいことは基本良い事です。けれど、一つひとつの会議に周到な準備をして臨めない過密日程は避けないと、だれも準備をせず、会議にのぞむだけという状態(会議の形式化)をよびます。執行部にとっては議会に報告したというアリバイだけつくることが可能になります。

議会基本条例の中では「通年制」を視野に入れて調査研究を進めていくことを位置付けてはいますが、まだ議論は緒に就いていません。審議する議会にしていく努力が不断に試されています。

http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52290511.html

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