2016年10月19日水曜日

通年議会に向けた議論始まる(松阪市議会)

<松坂市議のブログより>


ここまで来るのが長くて長い道のりだったが、議会を1年中オン状態にしておく「通年議会(通年会期)」導入の可否を検討するところまでたどり着いた。2010(平成22年)に議会改革の検討がスタートした当時に改革検討項目として提案したものの、なかなか本格的な議論の俎上には上がることがなく、一時は現在の議会構成のもとでは無理なのかとあきらめかけていたが、折あるごと、「早期に検討を」と求め続けた結果、12日の議会改革特別委員会作業部会で優先順位第一の検討事項に格上げされました。

2012
(平成24年)に議会基本条例が出来上がってから停滞ぎみだった議会改革の第二ステージの始まりにできればと思います。変えなきゃ!議会


もちろん、議論に入ったというだけで、大変なのはこれからです。
作業部会は、8月の常任委員の選出に伴って、メンバーも大幅に入れ替わっていることにきょうの会議で気づきましたが、「通年議会」に対する受け止め方も各議員によって大いに異なることでしょう。たんに年中議会を開催することができるということで表面的な議論に終始して可否を決めるのか、それとも、通年議会の持つ意味を一人ひとりがじっくりと落とし込んでとらえることができるかどうかによって、出来上がってくるものはまったく違ってくるでしょう。

一番大切なのは、通年議会の必要性を認識できるかどうか、ということです。
検討にかかわる議員の、議会という機関の役割をどう認識しているか、その違いによって、通年議会を必要とするかどうかの価値判断が違ってきそうです。

きょうのところは、もう一つの検討項目として挙げていた1日1委員会制についてのみ実施することが決まりました。現在、松阪市議会では常任委員会を1日2委員会開催しているため、同時開催の別の委員会は傍聴ができません。これを1日に1委員会とすれば日程が重なることなく別委員会の注目案件の審査を傍聴し、委員外の議員として質疑することができるというメリットがあります。当然、本会議で賛否を決める際も役立ちます。

通年議会のほうは、議会基本条例をつくるために検討を始めたときと同じような初心に立ち返って議論を始めるくらいの覚悟を持ったほうがよいと思います。というのは、ただ、通年制にするだけではあまりにつまらないものとなるから。そこに魂を入れるような取り組みが要ると、わたしは思っています。

詳細はまたあらためて書いていきます。
http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52265066.html

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