2014年8月8日金曜日

政治の質を変える マニフェスト・サミット2014

<江東区議のブログより>

本日は、午前中区役所でご相談案件に対応したのち、午後から「政治の質を変える マニフェストサミット2014」に参加しました。

内容について、会場にてとったメモをもとに紹介します。

☆第一部 二つの騒動に学ぶ

最初のセッションは、「もう一度、政治の質を真剣に考える〜東京都議会“やじ”、兵庫県議会“政務活動費”問題に学ぶ議会のあり方〜」と題したパネルディスカッション。

早稲田大学大学院の北川正恭教授、山梨学院大の江藤俊昭教授、TBSテレビ解説専門室長の杉尾秀哉氏、メディア・アクティビストの津田大介氏というそうそうたる顔ぶれで、白熱した議論が進められています。
地方議会での不祥事が注目され、地方議会不要論や政治不信も広がっている昨今、政治の信頼をどうやって取り戻すかについて、議員の側からの情報発信、議会事務局のあり方等、多面的な側面から、議会や議員はどう変わっていくべきなのかが論じられました。

 マスメディアでは、一部の地方議員の不祥事等はある意味センセーショナルに取り上げられるものの、まじめに地道な活動をしている地方議員のニュースは、なかなか取り上げられない現実があります。

その中で、地方議員側からの情報発信の大切さ、来年の統一地方選挙におけるインターネットの活用が注目される、などのお話もありました。
 地方議員の立場として、私自身も積極的に取り組んでいる「議員活動の見える化」「ICTの活用」は、政治の質を上げ、市民、区民にとって政治を身近に感じて頂くためにもしっかりと取り組まないといけないと改めて思いました。

☆第二部 先進事例に学ぶ

続いてのセッションは、「先進事例に学ぶ」というテーマで2つのプレゼンテーション。

一番目のプレゼンは、
「マニフェストで政治の質を変える1 〜本気の会派マニフェストで政策型議会に変える」
横山正人 横浜市会議員

「マニフェストで政治の質を変える2〜個人マニフェストと選挙の戦い方〜」
勝井太郎 宇陀市議会議員

二番目のプレゼンは、
「伝え方で政治の質を変える〜伝えたいことをわかりやすく伝える方法」
マニフェスト大賞実行委員長の大西一史 熊本県議

マニフェスト大賞 副実行委員長(前実行委員長)の黒川勝 横浜市会議員

ローカルマニフェスト推進地方議員連盟共同代表の
斎藤直子 戸田市議会議員

からの事例報告。
大西県議はパワーポイントの活用、黒川市議はポスターの活用、斎藤市議は映像の活用と、それぞれの得意分野をフル活用し、伝えたいことをわかりやすく伝える方法が紹介されました。

見せ方、伝え方は私自身も日々の議会活動で研究していますが、実際の選挙で活かして来た各議員の事例は先進的かつ独創性があり、とても参考になりました。

☆第三部 先進議会に学ぶ

最初は、早稲田大学マニフェスト研究所の中村健氏による
「自己診断・第三者チェックで政治の質を変える〜議会改革度調査2013年結果から」

 今月の「千葉県研修会」で議会改革度調査の自己診断を行い、参加した地方議員間で議会改革の必要性や今後のあり方について語り合ったこともあり、議会改革の重要性を改めて実感した講義でした。
議員による市民に対する可視化も必要だが、議会側の可視化も必要、という言葉が響きました。

最後は、「先進議会の事例に学ぶ〜これからの議会の地方議会」
議会改革のトップを走る、
四日市市議会の中森議長、堺市議会の大毛議長、飯綱町議会の寺島議長によるディスカッション。

コーディネーターは、山梨学院大の江藤教授でした。
各議会毎の議会改革に関する取組、それぞれの議会事情等、多くの示唆を頂いた内容でした。

早稲田大学マニフェスト研究所の「議会改革度調査」によると、23区の議会改革度は全国的に見ると改善の余地が多い、という結果も出ております。
 江東区議会においても、議会改革については、各会派の幹事長が参加する「議会制度のあり方検討会」で各会派の意見がだされ、定期的に話し合われていますが、「住民参加」「ICTを活用した情報発信」等々を通じた議会改革、しっかり取り組んでいきたいと思います。

講義や議員同士の情報交換などを通じて、大変得るものが多かったので、引き続き、しっかりと考えていきたいと思います。


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