2015年5月19日火曜日

議会改革で協議会、定数を議論 名古屋市議会

<日経新聞より>

 名古屋市議会の5月臨時会が14日開会し、新議長に自民党の藤沢忠将氏、副議長に民主党の小川俊之氏を選出した。藤沢氏らは同日の記者会見で、議会改革を検討する協議会を近く設置する方針を明らかにした。削減を含め、まず75ある定数のあり方を議論する。同市議会など地方議会の不祥事が注目される中、「身を切る改革」を進める考えを示した。

 藤沢氏は同日、各会派の代表と会って議会に協議会を設けることで合意した。「4月実施の市議会議員選挙で多くの議員が定数削減の必要性を認識していた」とし、早期に議論を始める必要があると判断した。

 協議会は各会派の議員でつくる。藤沢氏は、定数のあり方について年内には結論を出すように議論を進め、市議会に条例案を議員提案したい考え。年800万円に半減された議員報酬をどうするかも注目されるが、まずは定数を検討する方針だ。

 主要会派では「10程度削減を考える必要がある」(自民党)、「10以上減をめざす」(民主党)などの考えがある一方、共産党は「現行が多様な民意を市政に反映するため必要最低限」と現状維持を主張している。


 

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