2015年5月28日木曜日

議会改革度ランキング発表 武蔵野市議会はランク外

<武蔵野市議のブログより>

 早稲田大学マニフェスト研究所が「議会改革度調査2014」の調査結果から上位300議会を発表した。

 調査は、2010年度から始まり今回で5回目。国内全ての地方議会に調査票を送付し、84%にあたる1,503 の議会から回答を得てランキングにしたもの。調査の目的や評価内容は下記となっている(同研究所資料より転載)。

●調査目的:

(1) 全国の議会改革がどのような状況・傾向にあるか、 確認する指標として活用すること

(2) 議会自身が改革度を数値で把握することで自己評価や改善をし、 善い政治を競う「善政競争」を促すこと

●調査の観点:

本調査では、議会が果たすべき役割として3つの柱をあげています。

(1) 情報公開(本会議などの議事録や交際費・視察結果の公開具合と検証)

(2) 住民参加(傍聴のしやすさ、議会報告会などの実施、住民意見の聴取)

(3 )議会機能強化(議会本来の権限・能力を発揮するための機能強化状況)

それぞれの改革度合を数値化し、ランキングを出しています。

●議会改革度調査2014の特徴:

調査項目は、制度の有無に加え、2013 年度調査で運用実績や見直しの視点を追加しました。更に 2014 年度調査では 「工夫点」「マネジメント強化」の視点を追加しました。具体的には「議会だよりの改善点」「議会報告会の工 夫点」「議長選挙の公開度」「事務局の強化」など。

 これらを元にランキングとし、トップ300議会と都道府県別の上位10位の議会を発表している。

 残念ながら武蔵野市議会は300位以下のランク外。

 昨年の調査分析から考えていくと、議会機能強化、特に議会基本条例を作成していないことがランキングを上げられない要素だと考えられる。条例を作れば機能する議会になるのではないが、まずは制度をつくり、議会は何をするところか、どのように行動するのかの「見える化」が必要だ。

 新しい議員構成となった武蔵野市議会が議会機能をさらにできるのか、その結果としてランキングに反映されるのか。これからが重要になる。

 全体ランキングTOP300は、マニフェスト研究所のサイトをご参照を。

 いかに全国のトップ10と東京都のトップ10議会を転載する

全国議会改革度ランキング

1位 北海道 芽室町議会

2位 鳥取県 鳥取県議会

3位 三重県 四日市市議会

4位 福島県 会津若松市議会

5位 新潟県 上越市議会

6位 岐阜県 高山市議会

7位 三重県 三重県議会

8位 大阪府 堺市議会

9位 京都府 京都市会

10位 東京都 町田市議会

東京都議会改革度ランキング

1位 町田市議会

2位 東村山市議会

3位 多摩市議会

4位 立川市議会

5位 国立市議会

6位 小金井市議会

7位 新宿区議会

8位 調布市議会

9位 小平市議会

10位 板橋区議会


 

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