2016年5月30日月曜日

船橋市新議長に非自民・神田氏


<船橋市議のブログより>

 

船橋市新議長に非自民・神田氏

 ってタイトルで、新聞記事がありました。朝日朝刊です。そのまま引用をさせていただきます。

 船橋市議会は25日開会し、新議長に神田廣栄氏(65)=新成、4期目=を選

出した。議長選では有効票48票のうち、神田氏が21票、自民党公認議員がいる4会派が推した自由民主党の大矢敏子氏(64)が17票、公明党の斎藤忠氏(64)が10票。2票は白票で無効だった。

 昨年の議長選では自会派の代表を立てた日本共産党は今回、神田氏に投票し

た。神田氏は選出後、「公平、公正な議事運営に努めたい」とあいさつした。

 同市議会にはこの日、海神第一保育園の工事請負契約の締結など8議案が提案された。6月2日に議案質疑、3日に発議案質疑、6~10日に一般質問がある。会期は27日まで。

 さて、神田議長ですが、その人柄などはよく知りませんが、議会活動を通じて発言等を伺っている限り、まあ適任かなと思います。

 議会運営に関する知識等は未知数というか、かなり自分勝手な解釈や思い込みが強烈ですが、前向きに変えていこうという姿勢は評価できると思います。

 頑張っていただきたいものです。

 さて、とはいえ、この刺激的なタイトルの新聞記事。

 僕ものんびり、知らなかったのですが、民進党はこの千葉4区では完全に日本共産党と今度の選挙などがっちり握ったそうですね。その顕著な新たな例なんですね。

 会派である文書が回覧されて驚いたのですが、

             議長選挙についての合意書

1、二元代表制の一元を代表する自覚を持ち.市政との緊張関係を維持すること。そのために、市長選挙などでも厳賂に中立をまもること。

2、外部監査報告人に対する、本会議での説明要求と意見表明を復活すること。

3、議会の自立を維持するために、議場の範囲を厳格に確定し、議場の秩序維持は議長のもとで行なうこと。議会事務局人事でも市長と対等に協議すること。

4、議会改革の名による、通年議会には同意しないこと。

5、議長に就任したら、一年で辞職するような「たらい回し」行為には同意しないこと。

6、陳情のとり扱いについては、これまでどおりとし、請願権を保証すること。

7、教育委員、監査委員の議会承認人事について、所信表明を求め質疑を行なわせること。

以上の合意案に署名することを前提として推薦する。

 特段問題はないと思いますが、この合意書の文書自体が矛盾しているところが面白いですね。選挙では中立を守れ。だけど議会運営では中立ではなくて日本共産党の言いなりになれ。と。こういうのを笑止千万というのでしょう。

 多分議長は賢明ですから、「それは議会が決める事」とか言って、とぼけちゃうでしょうね。

 ちょっと面白いから、条文単位でコメントを入れさせていただきましょう。

1、二元代表制の一元を代表する自覚を持ち.市政との緊張関係を維持すること。そのために、市長選挙などでも厳賂に中立をまもること。

 さ~て、「二元代表制の一元を代表する自覚を持ち」ってわざわざ書かれているのは、そもそも新議長はその自覚がないから、署名捺印させた。という事になりますね。(笑)。

 市長選挙などでも厳賂に中立をまもること。ってバリバリの自称市長側近の筆頭を揶揄しているのでしょうか?これには思わず吹き出しちゃいました。

2、外部監査報告人に対する、本会議での説明要求と意見表明を復活すること。

 って議長が決める事ではなくて、地方自治法を解釈するとどうなるかという事だけです。

(議会による説明の要求又は意見の陳述)

第二百五十二条の三十四  普通地方公共団体の議会は、外部監査人の監査に関し必要があると認めるときは、外部監査人又は外部監査人であつた者の説明を求めることができる。

2  普通地方公共団体の議会は、外部監査人の監査に関し必要があると認めるときは、外部監査人に対し意見を述べることができる。

 これに関してはさんざん議論が行われた結果として現在がありますから、議長が強引にこういうことを強行したら、それこそ議長が糾弾されちゃいますよね。(笑)。

 議長はこの協議をする議会運営委員会などにはちょうど委員として議論に参加していたでしょうから、熟知しているはずです。さてさてどうやるのか楽しみです。

3、議会の自立を維持するために、議場の範囲を厳格に確定し、議場の秩序維持は議長のもとで行なうこと。議会事務局人事でも市長と対等に協議すること。

 (笑)。「喫煙協定」ですかね。佐藤重雄議員と議長の。それとも傍聴のことかな~。何を意図しているのかよくわからないなあ~。だいたいこの合意書の文書って署名捺印は関根代表だけど、誰が作ったんだろう。今度聞いてみましょう。人事はねえ~。今回の議会事務局長人事などを対等ではない人事という事で言っているのかもしれませんね。

4、議会改革の名による、通年議会には同意しないこと。

 これまた簡単ですね。議会改革の名でやらなきゃいいんでしょ?そもそも、日本共産党さんはいろいろと地域の活動を始めお忙しいからでしょうかね?でも、「いわゆる通年議会」は、毎日会議をやっている姿でない事は明白で、別に導入したってしなくたっていいけど、本来の議会のあるべき姿、これからの地方自治法の改正動向などを鑑みたら、必然だと思いますけどね。そうなるとますます日本共産党の市議会議員候補者の発掘がたいへんになりますよね。がんばってみていただきたいものです。

5、議長に就任したら、一年で辞職するような「たらい回し」行為には同意しないこと。

 (笑)。これノーコメント。だって、会派代表者会議で地方自治法の通りで4年間の任期を主張したのは私だけでした。(5月25日の会派代表者会議)

6、陳情のとり扱いについては、これまでどおりとし、請願権を保証すること。

 (笑)。なんか、コメントしながらだんだん笑いが止まらなくなってきたのですが、請願権は保証されているでしょう。陳情の取り扱いは、議会運営委員会で協議している事項ですが、今後議長会派の発言が楽しみです。

7、教育委員、監査委員の議会承認人事について、所信表明を求め質疑を行なわせること。

 これって、どうなんでしょう。趣旨賛成ですが技術的に難しいんじゃないかと思いますね。技術的に議長が考えろよってことですかね?どうやるんだろう?良い案があれば僕も乗りたいな。

 

 ということでこの文書を昨日会派内で見ながら、会派メンバーが言っていたのが、議長本人が絶対に共産党とは取引しないとか、俺は自民党だとか言っていたのに、全然真逆じゃん。うそつきもはなはだしいよなあ~って怒り心頭状態でした。

 

 まあ、いずれにしろ最終的な結果論としては、新聞記事の通り自民対非自民という構図がきれいにできてしまいました。

http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12164183878.html

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