2016年5月4日水曜日

文書質問(会議の非公開)に対する松阪市長の回答

<松坂市議のブログより>

文書質問書

回答書

松阪市政推進会議の「非公開」問題について、若干の事実確認のため、議会基本条例に基づく文書質問を実施したところ、回答期限最終日(4月26日)の午後、議長経由で竹上真人市長からの回答書が届きました。

現物は上記のリンクでお示ししました。
〔質問1〕平成2822日の第1回会議において、司会者(市職員)は冒頭の説明で「基本的に非公開で開催させていただきます」と述べているが、「基本的に非公開」とは「原則非公開」と同じとの理解でよいか。

〔市長からの回答1〕
事務局といたしましては、本来であれば「松阪市情報公開条例」に規定する情報提供施策の推進及び「審議会等会議の公開に関する指針及び運用方針」を各委員に十分説明し、「原則公開」としたうえで、非公開とするか否かについて、会議の冒頭で会議の長が各委員にお諮りしなければならないことは認識しておりましたが、
松阪市政推進会議は、市政を進めていくうえで様々な知恵をいただく会議で、会議の性格上、各委員より自由闊達な意見や提案等をいただくことになり、未成熟な情報や事実関係の認識が不十分な情報などを公開することにより、市民に誤解や憶測を招き、市民の間に混乱を生じさせるおそれがあると予測されたため、
司会者において「基本的に非公開」という言葉を用いてお諮りしました。

この件については、議員もご承知のとおり、先日の本会議において不手際であったことを答弁させていただいたところです。

したがいまして、「原則公開」であることを十分認識するなかで、
上記の理由により「基本的に非公開と表現させていただいたものであり、
そのことが「原則非公開」に通じるものではないと考えております。

〔質問2〕平成28329日の第2回会議において、冒頭の事務局(市経営企画部)の説明に基づいて会長が「会議の開会にあたり、先ほども事務局より説明があったとおり、本日の会議の公開・非公開について、委員の皆様にお諮りいたします」と述べ、会議の公開、非公開の決定を会議に諮って決定している。
これは、松阪市の「審議会等の公開に関する指針に関する指針及び運用方針」の「4 非公開の決定」の「(運用方針)1」で、「審議会等は、審議の内容が前条各号のいずれかに該当するおそれがあるときは、会議に諮り、会議の全部又は一部を非公開とすることができる」に反し、非公開理由に「該当するおそれ」が存在しないにもかかわらず会議に諮ったことなる。会議に諮らず、会議の公開をもってのぞむよう、事務局として「説明」すべきでなかったのか。  
 
〔市長からの回答2〕
第1回会議において、非公開情報に該当する発言がありました。このことから、第2回会議でも「非公開情報に該当するおそれのある発言があると予測されたため、会議の冒頭で公開・非公開をお諮りしました。
松阪市政推進会議において、各委員より事由闊達な意見を求めるなかで、個人情報や法人情報を含む発言や、具体的な提案等が誤解を招く懸念があり、「審議会等会議の公開に関する指針及び運用方針」にのっとり、会長が各委員に対し公開・非公開の判断を仰いだところです」
 
〔質問3〕会長が上記(2)のように会議を進行したのは事務局(市経営企画部)が作成した会議進行表をそのまま読んだことによる。公開・非公開を委員に諮らずとも会議を公開することが可能であったのに、事務局は、なぜ、「会議の公開・非公開について、委員の皆様にお諮りいたします」との文言による会議進行表を作成したのか。
 
〔市長の回答3〕審議会等会議は、「原則公開」ということは認識しております。
第1回会議において、非公開情報に該当する発言があったことから、第2回会議においても、各委員より自由闊達な意見を求めるなかで、非公開情報に該当するおそれのあるある発言があると予測されたため、会議を非公開とする可能性があると判断し、「審議会等会議の公開に関する指針及び運用方針」に規定する「4非公開の決定」の(1)に基づき、会議冒頭に公開・非公開をお諮りする旨んも会議進行表を作成したところです。

〔質問4〕文書公開された平成28年2月2日の会議の要旨には、会議は「一部非公開」とされているが、「一部公開(冒頭部分のみ公開、会議は非公開)」等の誤りではないか。  
 
〔市長の回答4〕審議会等会議は「原則公開」であるとの認識のもと、事項書1の「市長あいさつ」から事項書5の「会長・副会長の選出」までを公開し、以後の議事については非公開とさせていただきました。審議会等の会議結果報告における「公開及び非公開」欄については、公開・非公開の議題が混在する場合は、「一部非公開」と記載しております。
なお、会議の内容については、「原則公開」の認識のもと、要旨を公開し、できるかぎり公開に努めております。
http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52257562.html

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