2014年10月10日金曜日

和光市の介護戦略


<流山市議のブログより>

 
NHKの「クローズアップ現代」で紹介されて全国の注目を浴びている和光市に視察でお邪魔した。

特別養護老人ホーム(60床)は一つしかない。「要支援」認定者はリハビリで健常者に復帰させる。食事・スポーツなどの生活面の指導に力を入れ、要介護者を増やさない。その結果、介護保険料は一人平均4,150円。

流山市は特養は7つ。それでも足りなくて待機者500人以上。介護保険料は平均4,700円である。(全国平均は4,900円)

和光市は人口約8万人(流山市の半分)、面積は流山市より少し少ない。平均年齢40歳。高齢者率は15%に過ぎない。若い都市である。

それにしても施策は進んでいる。

①要支援12の人は「要支援卒業プロジェクト」で一人ひとりにあったリハビリを行う。数か月で卒業できる人が多い。全体で40%が卒業する。

②「まちかど健康相談室」があり、管理栄養士、保健師、看護師などが対応する。サロン的な場所にして気軽に訪問できるようにしている。

③「24時間定期巡回訪問介護・看護サービス」は3事業者が実施し、利用者は100名弱。(流山市は利用者13名。少ない理由は不明)

視察申し込みが多く、全国の議会が一緒に説明を受けた。


 

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