2017年7月20日木曜日

政活費不正受給「沢田氏が県議辞職」埼玉新聞

<所沢市民のブログより>

2日前になるが、埼玉新聞一面トップ記事に「政活費不正受給「沢田氏が県議辞職」」と大きな見出しで記事が載った。昨年から今年にかけて、富山市議会など地方議会でいろいろ問題となった政務活動費(政活費)の不正受給者が、とうとう埼玉県議から出たのかと残念でならない。

 ところで、埼玉県議の政活費と所沢市議の政活費を比べると一桁ちがう感じがする。所沢市議の政活費は、月額7万円であるが、埼玉県議の政活費は、月額50万円である。本当にこれだけの金額が必要なのだろうか?もちろん、埼玉県議会でも、政活費に関わる領収書等の一般閲覧はなされていた。昨年度はまだ未公開であるが、平成27年度分は、平成28727日(水)から県議会議事堂1階の総務課情報コーナーで閲覧できるし、有料だがコピーもとれる。

 所沢市議の場合は、所沢市議会ホームページに「平成28年度政務活動費収支報告一覧」が掲載されて、市議全員の生活費の収支がひと目でわかる。所沢市議の場合、33名全員に交付された政活費合計は2,772万円であるが、未使用の残余金合計は591万円ほど返還された。

しかしながら、大先輩S氏によると、早稲田大学マニュフェスト研究所の議会改革度調査における所沢市議会の評価は、埼玉県内では市町村議会のトップであるが全国では25位だった。評価が下がった部分は、情報共有の観点で、先行する市町村議会ではすでに「政務活動費のネット公開」が実施されているとのことだ。所沢市議会も、総合順位で埼玉県内トップだが、「情報共有」部分では、埼玉県議会60位、嵐山町75位、三芳町87位、和光市102位に次ぐ所沢市、135位に落ちた。所沢市議会は、先行した議会改革度をさらに進めてもらいたいものだ。

前置きが長くなってしまった。以下は、埼玉新聞713日の一面トップ記事の全文を掲載したものです。ご参考になれば幸いです。

政活費不正受給 沢田氏が県議辞職 「信頼失墜、責任取る」

政務活動費(政活費)の不正受給が明らかになった沢田力県議(49)=南5区(さいたま市大宮区)=が12日、県議会の小林哲也議長に議員の辞職願を提出し、同日付で受理された。沢田氏は議長に対し「(政治への)信頼の失墜につながる大きな問題。責任をとって辞職したい」と述べたという。全国の地方議会で政活費の不正受給が相次ぐ中、県議会でも議員辞職まで発展した今回の問題を受け、政活費を巡る透明性の確保や使途の適正化が改めて問われることになりそうだ。

小林議長によると、12日午前9時ごろ、沢田氏自身が議長室を訪れ、議員辞職願を提出した。沢田氏は同日、「事実に反する領収書を県議団に提出していたとの報道があった。この点は指摘の通りで、領収書にかかる政活費の全額を返した。県民、県議会、支援していただいた皆さまに多大なご迷惑をおかけし。深くおわびする」とするコメントを発表した。

小林議長によると、沢田氏は辞職願を提出する際、「今回の行為によって議長、議会、県民に大変ご迷惑を掛けた」と述べた。ただし不正受給した動機や政活費の使途などについての言及はなく、小林議長は「説明責任を果たしてもらいたい」と求めたことも明らかにした。

沢田氏は201112月から昨年3月までの間、自身の政治活動を報告するチラシの投かん費用をさいたま市のPR会社に支払ったとして、同社が発行したとする領収書8枚を偽造して県議団に提出し、政活費約545万円を不正に受け取った。

自民党県議団の調査に対し、PR会社は「(沢田氏と)取引はなかった」と回答し、沢田氏も「白紙の領収書に自分で(金額などを)書いた」と偽造を認め、政活費の領収書を偽造したとして、11日に同県議団から除名処分にされていた。

県選挙管理委員会によると、南5区は定数1のため、沢田氏の辞職に伴う補欠選挙を実施する。補選は小林議長から欠員通知を受けた12日の翌13日から、50日以内に行う。日程は18日に決まる予定。

沢田氏はさいたま市議を経て、11年の県議選で初当選し、現在2期目だった。

以上埼玉新聞記事でした。 
                         715日 記 いしどう

https://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/43246168.html

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