2017年12月13日水曜日

議会改革の本を一冊に執筆中

<松坂市議のブログより>

昨年の夏から、日本の地方議会の歴史を一冊の本に著わそうと、時間を見つけては原稿の執筆にあたっています。

日本とアメリカ、古い昔の話と今、戦前と戦後とを比較しながら、日本の地方議会が目指そうとしているカタチは見えつつも、ゆけども行けども、そこにたどりつく道はつねに遠い。それは、わが執筆と同じです。

発端は、2010年4月にワシントンD.C郊外の地方議会を傍聴したときに受けたうれしい衝撃にあります。

妻と2人で、彼女の友人を訪ねた個人旅行の途中、議会を覗いてみたいと思って訪ねた議会でした。

この旅行に出る前日、松阪市議会で取り組んだばかりの議会改革に必要と思う64の検討項目を提出したばかりでしたが、ワシントンで偶然見た議会は、こうあるべきとわたしが提案した項目はすべて実現していました。

その偶然の驚きを持ち帰りました。

以来、史料や資料を収集し、膨大な量の原稿を書いてきました。
何度も何度も推敲していますが、5万字、7万字と文字の数が膨らんできますと、今、自分は全体の構想の中のどこにいるのか見失うことになります。
もくじを作成することが重要であることに気づかざるを得ませんでした。

構想がわき、集中するも、途中で議会をはさんだり、選挙をはさむと中断し、再び書こうとするとき、もとの思考の位置まで戻るのがまた一苦労です。

しかし、そろそろ、フィニッシュに向かわないといけません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
IMG_8545

IMG_8547
先月中旬の日曜日の午後、京都府の木津川市議会が、公聴会を開きました。
公聴会は、戦後、日本の議会がアメリカ流の委員会中心の制度を採用することになったときに設けた際、どこの議会も委員会条例をつくっていると思いますが、松阪市議会の場合、条文の3分の2を公聴会に充てるほど大きな位置づけでした。
ところが、全国的にどこにでも共通して言えることですが、今日に至るまで公聴会を開く議会はほとんどなかったということです(松阪市議会も同様)。

これ、本当の投票箱ですが、この日は公聴会傍聴者の受付用紙を投函するために用いられていました。
IMG_8556だから、木津川市議会の公聴会は大変貴重なので、傍聴に行ったしだいです。
同市議会では、市長提案のごみ袋有料化をめぐり、住民から請願も提出されたことを受け、当該委員会では閉会中の継続審査とし、その一環で公聴会も開くことにしたのです。
日本の議会の公聴会は、その議題に対して賛成する者、反対する者を同数そろなければなりません。
その人たちは公述人と呼ばれ、公募します。
IMG_8549
公述するのは、賛成、反対の3人ずつ。
一人10分の持ち時間で、その後、議員からの質問も10分間受けます。
大勢の傍聴者もありました。
その結果を踏まえて委員会で賛否を判断しますが、どのような結果になったやら・・・・。


http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52281459.html


0 件のコメント:

コメントを投稿